宮沢章夫さんは「素振り」と呼ぶブログ
宮沢章夫さんが亡くなったのは、2022年の9月12日。その時点での肩書は、演出家・作家だったと思います。
知っている人は知っていますが、キャリアのスタートは放送作家で、ご自身のインタビューでは数年で売れっ子になったと書かれていました。あれだけコアな笑いが好きなひとですが、深夜帯だけではなく、花王名人劇場(日本実家大賞という企画だったそうです)や、「天才たけしの元気が出るテレビ」(あまり活躍はできなかったと聞いたこともあります)でも、その辣腕をふるったそうです。
そういう放送業界の仕事に嫌気が差したのか、すべての仕事を放棄してマダガスカルに旅行へ行き、そこから本格的に作家活動や、演劇ユニット「遊園地再生事業団」をスタートさせます。
後年のお仕事で注目していたのは、サブカルチャー研究です。宮沢さんご自身も、サブカルチャーが花盛りだった1980年から仕事を始めたので、特別思い入れがあったのでしょう。90年代に入ってから、自分がいろいろな創作活動をした時代を「スカだった」と評価されたことに端を発し、研究をはじめ、大学でも教鞭をとられていました。
その研究成果を、途切れ途切れではありましたが、宮沢さんが運営していたブログ「富士日記2.0」でも公開され、それがきっかけなのか、NHKで「ニッポン戦後サブカルチャー史」に展開。
90年代の「鬼畜・悪趣味系文化」にも着手されてから、ブログ更新が滞るようになり、逝去されました。
ただ今も、当時のブログを読むと、本当に面白いんですね。どれくらいの分量があるのかわかりませんが、面白いところ、研究成果の一端をぜひとも、どなかたのナビゲートによって一冊にまとめたいものです。面白いと思うんですが、どうでしょうか。
綱渡りのような日々です
特別、仕事の件数が増えているわけではないのですが、まわりの方々はとにかく仕事が早いので、どんどん時間が追い込まれますね。それに加わって、年末進行ですから、まいにちが締め切りのような状況になっています。
ありがたいことです。
でも、綱渡りのような出来事も進行中なので、何かと気持ちが落ち込むようなこともありますね。
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