吉永嘉明さんを探しています。
ライター・編集者の吉永嘉明さんを知ったのは、書籍「自殺されちゃった僕」(飛鳥新社、のちに幻冬舎にて文庫化/2004年)を読んだのがきっかけでした。
高校生だった当時、サブカルチャーに関して強い関心を持っていまして、大人計画の松尾スズキさんが主宰した演劇ユニット「悪人会議」の芝居「ふくすけ」の戯曲にハマったり、80年代後期の深夜番組に関する資料を集めたり、雑誌「クイック・ジャパン」を読んだりするような状況でした。
手元にある文庫本の背表紙にはサブカルチャーに関する記述がないので、どうしてこの本を購入したのか記憶に定かではありませんが、とくにかく、読んでおもしろかった。鬼畜・悪趣味とよばれる文化があったこと、当時の雑誌業界の内幕が赤裸々に描かれているとこに惹かれて、何度か読み返すほどになっていました。
この仕事に就いて、初めてフリーランスで仕事をするようになった時、20代半ばの頃、書く仕事だけでは生活ができなかったので、吉永氏を真似て、深夜のコンビニでアルバイトをするほどでした。
それから、広告の世界に入ってからは、もう鬼畜系に関する仕事は一切ありませんから、10年くらいは資料を集めることもなく、関係者に話を聞くようなこともしていませんでした。
それから、アーティストで作家の岡本奇太郎さん(吉永氏の最晩年にお付き合いがあった方)のインタビュー記事をメディアに出したりする中で、いろいろな方とのお付き合いの中で、ライター・五庵保典さんと出会い、「情況」で連載いただくようになりました。
▼岡本さんのインタビュー記事を長尺でまとめ直した記事です。
五庵さんも、言わば、鬼畜・悪趣味系カルチャーの黎明期に携わり、その後も関わって来られた方です。でも、当然ながら、ご本人が鬼畜系かと言えば、まったく違います。ただ、ぼくが、ものすごく窮地に立たされたときに、めちゃくちゃ笑ってくれるので、もしかすると、そういう面も無いことは無いのかなと思っています。
▼「情況」の最新号。連載も4回目になっています。しかし、この雑誌は保守から革新、それ以外の潮流にいらっしゃる方まで、幅広い人たちがこぞって書いています。全方位無双の言論マガジンですね。
桜井顔一さんは興味深い人生です。
吉永さんの元部下であるのが、桜井顔一さんというライターさんです。かなり多彩な活動をされていて、映像作家のようなこともするし、自主映画もつくるし、ミニコミ誌なんかも手掛けてます。
先日、ダイヤモンド・オンラインという媒体で、桜井さんを取材させていただいたことをきっかけに、より深いところをお伺いさせていただきたいということで、私のnote用にインタビューにご協力をいただきました。
内容はとにかく面白い。これほど毀誉褒貶がある方も珍しいですね。なにより、好きなことだけを突き詰める人生への羨望もありました。
本日、原稿を送稿し確認中です。めちゃくちゃ叱られる可能性もありますが、そのときは全身全霊で謝るつもりです。
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絶賛発売中の書籍です。めちゃくちゃ役立つ面白い本です。重版しましたので、間違いありません。よろしくお願いします。
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だいたい10名近い執筆者によるルポルタージュやエッセイ、考察などを寄せていただいたノンフィクションです。心霊好きはもちろんですが、散々な目に遭う姿を読んでみたい人にもぜひおすすめしたいですね。
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