紀ノ国発→全国行!! もっくんのGANGAN BASSツアー -4ページ目

2015年6月の紀ノ川釣行記。

6月ももう終わりなので、例のごとくここ1ヶ月分の紀ノ川釣行レポートをまとめてアップしたいと思います。
というか、6月は紀ノ川しか行っていません。というよりも、蚊が出てくる季節になると野池に行く気になれません(笑)
7月は1回くらい淡路島野池にでも行きたいですが・・・・!

それにしても、以下の本文を読んでいただければわかるように、僕の釣行はいつも天候に恵まれない。。。
梅雨だけに雨パワーの爆釣を期待していたにも関わらず、どの釣行もことごとく快晴。春や秋に気合を入れて釣りに行くと毎回雨、冬なら雪や暴風ばかりなのに(笑)
「雨天時仕様!」とか言ってわざわざこの梅雨のためにEVAグリップのロッドまで作ったのに、まったく意味を成していません。。。




【2015年6月3日:夕方1時間のみ】

当日のブログに書いたように、この日は基本的に釣りではなくGUMIとグルメスポットめぐりの日でした。
しかし和歌山市方面に行くのに手ぶらで行くのも何なので、釣り道具一式はしっかりと車に積み込んでいきました(笑)

結局釣りをさせてもらえたのは夕方6時から7時までの、日没前のたった1時間足らずでしたが、サクっと1匹ゲットして終えることができました。

15.6.3-1←時間もなかったので特に深い読みはなく、足場が良くて帰りの高速ICからほど近い下流域にエントリー。近年できた護岸コンクリートエリアに鮎の稚魚が多数入ってきていたのが確認できたので、このベイトを追って入ってきているだろうとの読みで岸と並行にドノーシャッド/イマカツを巻くと、わずか10分程度で1匹ゲットでした。長さこそ30センチ台でしたが、しっかりとベイトを喰っているプリっとしたバスでした。ファイトも良かったです。
その後、その周囲から上流向きに移動しつつ釣りを続けたのですが、主なポイントにはすべて先行者がおり、追加ゲットとはなりませんでした。
この釣行の頃にはすでに紀ノ川マキモノ戦略が完全に板に着きはじめていましたね。このバスも完全にイメージ通りにマキモノでゲットすることができました。逆に、このバスはジグ・ワームでは釣れない魚です。
短時間釣行でしたが、何気に内容の濃い釣行だったと思います。





【2015年6月10日:終日釣行】

梅雨入りを迎えて以降、連日雨が続いていたので、雨による爆発を期待して久々の終日釣行を行なったのがこの日でした。

しかし朝9時前頃にフィールドに着いてみて唖然。
まず、これだけ連日の雨続きにも関わらずこの日に限ってまさかの快晴ドピーカン。。。
さらに、雨で水がフレッシュに入れ替わっていると期待していたのですが、和歌山市は思ったほどの降雨量がなかったのか水量は一切変わっておらず、それどころか中途半端な降雨量によって代掻き水が全域に撹拌されて濁りまくっている始末。。。
爆釣を期待して来たのですが、現実にはここ最近でもっとも厳しいフィールドコンディションでした・・・・。

またこの日は異常にバサーが多く、どのポイントに行っても先行者だらけ。
とにかく先行者がいないポイントをと思いこの時期の実績ポイントを車でランガンし、支流ポイントでようやく先行者がいない場所を見つけたのはいいのですが、そこで釣りを開始するとすぐに1人バサーが後行者として表れ、先行者の僕に声一つかけずまさかのポイント横入り&明らかに僕が狙っているピンポイントへクロスキャスト。。。
野池などとは勝手の違う、訪れる人の多い全国的メジャーフィールドなので水門やテトラ帯のような「ポイント」というよりは「エリア」と呼ぶべき大場所では横入りも仕方のない話ですが、ここは明らかに小場所のピン撃ちポイント。
ポイントシェアの感覚(間隔)が関西よりも圧倒的に狭い関東での釣り経験がある僕なので、一般的な関西人バサーより僕はポイントシェアに対して寛容なほうだと思うのですが、それでもさすがにこれは釣りのマナーとして到底理解できるものではありませんでした。
しかもポイントへ入る際は僕の車にウェストバッグを擦りながら入ってくるし、その後もキャスト時のテイクバックでルアーが僕の車に当たりそうな勢いでロッドを振り回すので、もはや僕は釣りどころではありませんでした。。。

僕を追い出すためにわざとそうしているのか、単に無神経なのかわかりませんが、とにかく行動すべてが非常識すぎました・・・・。
もちろん大多数の人は良い方ばかりで、この日もたくさんのバサーと楽しい会話をさせていただいたのですが、中にはこういう人がいるのがとても残念ですね。


そんな感じで、午前中はもう完全に諦めてお昼過ぎまで恒例のお昼寝タイム(笑)
午後になり、上流部の確認も兼ねて紀ノ川市方面へ車を走らせるも、まずは昼メシをと入ったラーメン屋で1時間ほどグダグダしてました(笑)
さて釣り再開!と思ったのですが、いかんせん快晴ドピーカンのため上流部も反応は芳しくなく、しかもまだ午後3時でカンカン照りのクソ暑いので、再度木陰に車を停めてお昼寝タイム・・・・。

やや陽も傾いた午後4時ごろ再度下流に戻り本格的に釣りを再開。
ここで待望の風が吹き始めたのですが、なんと風種が紀ノ川4大風のうち一番悪い「遡り風」。。。
下流から上流に遡るように吹く、いわゆる流れとは逆向きの風で、こいつが吹くとボトムの堆積物が舞い上げられてバスの活性が落ちるのか、経験上とにかく釣果に結びつかない風。
全域に撹拌された代掻き水、そしてこの遡り風がそれをさらに悪化。
もうこれは単純に水の少しでも良いエリアを探すしかないと車と足を使ってとにかくランガンしてポイントを見てまわることにしました。

約1時間走り回って得たのはまさかの答えでした。
一番水質が良かったのはなんと最下流域
最下流域には大小含めると合計3本の流入河川があるのですが、そのうちの1本だけ代掻きの流入がなくクリアな水が流れており、その水の影響を受けるエリアだけが「生きた水」の色をしていたのです。
もうそのエリアしか一切の可能性を感じられませんでした。

15.6.10-47そしてそのエリアで粘ること数10分、ついにその読みの正しさを証明することができました!!
サイズは47センチ、BFスモラバのボトムズル引きに喰ってきた見事なアフター回復個体でした。岸際にちょっとした変化のあるエリアが反転流の影響か特に水質が良くなっており、そこにガレ場が絡むため、そこで粘り続けていました。「読み通り!」とは書きましたが、正直途中で不安になり「これは読みミスったかもな・・・・」と何度も移動しようかと悩んでいました(笑) こうしてブログで書くといかにもチョロく釣ったように見えてしまいますが、実際は泥臭い執念の釣りでした・・・・。というか、紀ノ川でのデカバス捕獲時ってだいたい毎回こんな感じです。けっこう勘違いされているようですが、みんなが思っている以上に僕の紀ノ川での釣りは泥臭いものです。


しかしここからはめずらしく泥臭くなかった(笑)
夕マヅメを迎え、明らかにこのポイントにベイトが入ってきているのを感じたため、この後すぐにマキモノの釣りにシフトチェンジ。

15.6.10-1←日中あれだけ苦しんだにも関わらず、わずか数分後に同じエリアで立て続けのゲット♪ まぁ見ての通りデカくはないのですが、すでに板に着いたマキモノでのゲット。先の1匹でまだこのエリアに可能性があることは十分に感じていました。ただ今後の課題は、もっとマキモノでデカいバスを狙って釣れるようになることですね。とりあえず釣れるレベルにまではなってきたのですが、まだジグ・ワームのように狙ってデカいのを釣るまでには至っていません。まだまだ紀ノ川マキモノ戦略には開拓の余地があります。



さすがに同じエリアで2本も抜いてしまうとこれ以上は続かず、本日はこれにて終了でした。
まぁ状況的には思いがけないほどここ最近では厳しい1日だったのですが、その中でも健闘できたほうだと思います。
実際、この日は数人のバサーにお声かけいただきましたが、誰1人たりとも「釣れました」という人はいませんでした。




【2015年6月17日:半日釣行】

この日は午前中にロッド作業をしなければならなかったので、お昼過ぎからの出撃でした。
そしてこの日も梅雨の中の快晴ドピーカンを釣行日に引き当ててしまったのでした・・・・。
連日曇天もしくは雨続きで洗濯物を干すのにも苦労しているくらいだったのに、僕の釣行日に限っては快晴ドピーカン。
冬場など快晴を望んだ釣行日には散々雨や雪が降るくせに、逆に夏に雨を望むと快晴。昔からですが、僕ほど天候状況に恵まれない人は見たことありません・・・・。

そしてそんな天候状況から、水が動かないエリア以外は厳しいことが明白だったので、まずは前回の釣行で良かったエリアのチェックへ。
すると意外にも今回の最初の1匹は早く訪れました。

15.6.17-1←チビながら着いて早々に1匹ゲット。今回もマキモノフィッシュでした。写真ではやや曇っているように見えますが、あくまでこの時間だけ雲が広がっていただけで、実際は無風カンカン照りのクソ暑い真夏日でした。それでもマキモノに出たのは、このエリアにしっかりとベイトが入っていたからですね。この時点では小さなバスもけっこうベイトに着いて回遊している状況でした。しかしこの1週間後くらいから、このバスのような小型の個体は群れて適当なストラクチャーエリアに留まるようになり、このブログを書いている今日現在ではライトリグを使えば誰でも釣れる状況になっています。


しかしその後はやはり快晴ドピーカンの洗礼に加え、ウルトラハイプレッシャーによって1番乗りで入れるポイントが一切と言っていいほどなく、苦戦。
というか、どう考えても釣れる気がしなかったので、ここで例のごとくお昼寝タイム。
いや~この日もよく寝た(笑) 余裕で2時間は寝ましたね(笑)

そして目を覚ますと時計はすでに午後4時すぎ。
ちょうど良い時間に目を覚ましたと思ったのですが、車から出てみると先ほどの快晴からやや曇天になっており、さらにはイイ感じの風まで吹き始めていました・・・・!
これは釣れる!そう確信し、もう一度先ほど1匹目をゲットしたエリアのチェックに行ってみることにしました。
着いてみると先行者が1人いらっしゃったのですが、おそらく先に撃たれてはいるものの今現在は狙いのポイントとは違うポイントで釣りをされていたので、予定通りチェック。
インレットの周囲にゴミ溜まりができており、その下に入ってきていることを想定してベティ5.9の0.9gのネコリグでゴミ溜まり周辺を攻める。

流れの重みを感じながらベティをズル引きしていると、急に流れるスピードよりも早くラインが走り出した!?
ん?これは喰ってのか!?と半信半疑でラインを少し張ってみると、確かな重みが!!



15.6.17-48

ブリンブリンの48センチゲットでした♪

捨てキャストはあったかもしれませんが、まともなキャストとしては釣り再開後わずか1投目。
まさにタイミングとポイント選択・ルアー選択がピタリと一致した瞬間でした。
それにしてもベティ5.9/ガンクラフトのネコリグ、やはり紀ノ川では強し!!


15.6.17-メジャー置き←直近1ヶ月の紀ノ川釣行ではマックスサイズとなる48センチ、しかも見ての通りプリみたいなブリンブリンくんです。めちゃくちゃ引きました。これが紀ノ川クオリティですね。このバスの引きを味わうと野池の50クラス程度では全然満足できなくなります(笑) 引きの強さだけでもケタ違いですが、それ以前に持久力が違いすぎます。紀ノ川バスは最後の最後まで頭をこちらに向けることはありません。ただ、今年の紀ノ川、決して調子が悪い訳ではありませんが、憂慮すべき事態も起きています。それは平均サイズの低下。今年は明らかに50アップの数が少なくなっています。


しかしこの後、日が暮れてきた時間帯、もう今日は終了かな~と思っていた矢先に1匹グッドサイズをバラし。
当日のブログに書いたように、シャッドを巻いていた際に不注意でミスをしてしまいました・・・・。言い訳ですが、けっこうデカかったです。。。

それにしても、前回に引き続きこの日もめちゃくちゃバサーの多い日でした。
またそれに伴って釣行ごとにバスがスレていくのを感じますね。
毎回帰り際に「次回はこうは上手くいかないだろうな・・・・」と思ってしまいます。

また、僕のブログの写真からポイントを探し出そうとしている方もおられるそうなのですが、僕のブログの写真の背景はそんなに役に立たないと思います。
何度も言っているように、紀ノ川では単にポイントに居着くバスなどおらず、そのポイント自体が決して特別な力を持っていることなどここでは絶対にあり得ません。
むしろそういった視点で釣りをしてしまうことが、紀ノ川攻略の最大の核心を隠してしまうことになってしまっています。
ポイント自体に目をやるのではなく、ポイントを見極める目を養うことがもっとも大切だと思います。
正直、上から目線な言い方で気分を悪くされる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に僕がそうして何度も失敗してきたからこそ、こうして断言できるのです。




【2015年6月24日:午前中のみの半日釣行】

この日は午後から大阪に行く用事があったので、午前中のみの半日釣行を慣行。
しかし・・・・

15.6.24-2←以前ユダさんともしたように、前夜のうちに現地入りして朝6時から釣り開始。・・・・したのはいいのですが、3釣行連続またしても超快晴ドピーカン。。。前後1週間は雨天続きなのに、僕の釣行日だけは快晴。また快晴だけならまだしも、見ての通りの完全ピーカンで鏡面世界が広がっていました。。。
梅雨まっただ中の6月の釣行でありながら、結局釣行時に1度たりともレインウェアを着ることはありませんでした。「雨天時仕様」とか言って作ったEVAグリップは一体何だったのか・・・・。自分でもつくづく思いますが、僕は絶対に天候が思い通りにならない人間です。



ってことで当たり前ですが苦戦。

15.6.24-1朝イチにこんなんを2匹ゲットするも、デカバスらしき反応は皆無。というか、先週あたりから20~30センチ台の小型個体が水の良いエリアに群がってきており、紀ノ川とはいえスモラバやノーシンカー等のライトリグを使えばそれらであれば誰でも釣れる状況で、別に僕の釣ったマメバス2匹にも大した意味はありませんでした。(もちろん、それらの見えているマメバスを狙った訳ではありません)
まぁまったく釣れる気配もなく、かといってこんなマメバスを釣って楽しめることもなく、ただダラダラと時間が過ぎていきました。やはりここ紀ノ川において風が無いという状況は致命傷です。もちろん曇天であれば尚更良いのですが、最悪曇天でなくとも良い風さえあればなんとか釣る自信はあります。なお、水門の開閉は以前より回数が激減しており、さらにタイミングも読めなくなったので、かつての必勝パターンも今ではあまり有効な手段ではなくなってしまいました。。。今の紀ノ川のメインパターンである「風を読む」方法よりも、かつての「水門開閉パターン」のほうがはるかに強力で爆発力がありました。



結局午前9時ごろには完全諦めモードに入ってしまい、11時前まで例のごとくお昼寝タイム。
11時頃に再び釣りを再開し、とりあえずマトモなサイズを1匹でも釣っておこうと久々に支流ポイントを目指したのですが、すでに全ポイントに先行者がおり入れず。
結局そのまま12時を迎えタイムオーバーとなってしまいました。

まぁ今回ばかりは仕方なかったですね・・・・。
こんな状況であればマヅメ時を狙うしか方法がありませんが、この時期の朝マヅメは本当に時間が短いので、午前中半日の釣行では分が悪かったです。
逆に、今日この状況で普通に釣れるのであれば、ここまで長々と紀ノ川攻略法について語る必要もありません(笑)


まぁしかし全体的にみるとなかなか良い釣りができた6月だったのではないでしょうか。
6月の紀ノ川で50アップが出なかったのは初めてかもしれませんが・・・・。
さて、しばらくまともな釣行はできない予定ですが、7月はどうなるのでしょう。