本日１月２９日(木）から王将戦第３局が行われます。
開催地は栃木県大田原市のホテル花月。市町村合併で
今は住所表示が大田原市ですが以前は那須郡黒羽町でした。
黒羽町は漫才師のU字エ事さんの益子さんと森三中の大島さん
が生まれ育った町です（お二人は幼稚園～中学の先輩後輩）。
なぜこの開催地について触れるかと言うと、以前私は職場の
転勤でこの地域で仕事をしておりました。
そして記憶に鮮明に残っているのが、今から１５年ほど前に
あった豪雨による那須地方の水害です。
（タレントの西川峰子さんの家が流されてしまったあの水害です）
「ホテル花月」は普段は穏やかな清流の那珂川沿いの
旅館ですが、水害の時は那珂川が超激流となり
「ホテルがそばの橋ごと流されてしまうんじゃなかろうか？」
と心配して見に行った記憶があります。
結局ホテルは無事でしたが、付近の川沿いの牛舎が倒壊して
牛数頭が「モーッ（助けてくれ～）」と濁流の中流されていく様は
忘れられません。自然災害の恐ろしさを身をもって体験しました。
いい加減将棋の話に戻します。
渡辺王将の２－０で迎える第３局は郷田九段にとって
実質カド番です。３－０となってはタイトル防衛は決定的
渡辺王将に１番入るかどうかの戦いに変わってしまいます。
竜王戦と王将戦で羽生世代のお二人の終盤での逆転負け
が注目されています。
「羽生世代の劣化」などと書かれています。
年齢だけ羽生世代のわたくしとしましては寂しい限りですが
「盛者必衰の理」との言葉もありますので、仕方ありません。
しかし、羽生世代は鍛えが違います。
「もがいてみぃ」「あがいてみぃ」と叱咤激励いたします。
郷田九段、まずは１勝です！