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将棋について
将棋上達法(将棋の初段を目指す方への提案・サポート)

1月19日(月)の朝日杯将棋オープン戦本選トーナメント

の第2局目をニコニコ生放送で視聴しました。
19時対局開始の渡辺二冠VS郷田九戦の中盤からです。

結果は渡辺二冠の勝ち。いつもより慎重な指し回しの

渡辺二冠の心境としては「ここで気を抜いて負けたりすると

折角先勝して良い流れの王将戦にまで影響がある。

逆転負けなど絶対にしてはいけない。慎重に慎重に。」

という感じでしょうか。将棋自体は熱戦を楽しみました。

解説:佐々木慎六段、聞き手:熊倉紫野女流初段の

地味地味コンビ(失礼)も良かったです。

次回は1月26日(月)いよいよ真打羽生名人が登場です。

最初の相手は丸山忠久九段、そして今日の本題に移ります。


『名人戦道場-即詰み編』という将棋本を読んでおります。

2011年発行の終盤本です。

羽生・谷川・森内・佐藤・丸山・加藤歴代名人経験者

が自身の順位戦の終盤で生じた即詰みを問題形式で

出題する内容です。


上記5棋士の連名の著作ですが、私が注目するのは

著者に丸山忠久九段の名があることです。

何故なら丸山九段は本をほとんど書きません。

(ゼロではないです)

著書のみならず普及活動も殆ど行いませんし、

名人タイトル保持の時、正月の指し初め式への

出席も嫌がったとの事です。

佐瀬門下の兄弟子の高橋道雄九段が

「出たくないって、猛烈に駄々をこねる丸山名人を、

名人は将棋界の顔だから、年頭の行事くらいは、

出席してきちんと写真に収まってこなくてはいかんと、

無理やり連れてった事もあったっけ。」

とブログで書いています。少し反省しているようですが。

http://ameblo.jp/t-mitch142/entry-11973467840.html


こんな丸ちゃんですが、将棋の実力は折り紙つきです。

なにせ名人を2期以上所持した棋士は長い歴史の中で

木村・塚田・升田・大山・中原・谷川・羽生・佐藤・森内

そして丸山の10名だけです。

特筆すべきは「良くなった将棋を勝利へ導く技術」

「激辛流」のニックネームの通り、抜群です。

是非、「丸山流有利・優勢を勝利に導く技術」といった

著書を書いてくれませんでしょうか。


まぁ無理でしょうけど。


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