谷保駅より南武線・中央線と乗り継いで・・・
新選組・鬼の副長とも恐れられた土方歳三がお出迎え
「新選組のふるさと 日野市」へ
歳三は武蔵多摩郡国石田村(現・日野市石田)のご出身です
その日野駅で下車
日野は、甲州街道の5番目の宿場町
江戸方面には府中宿、甲府方面には八王子宿と大きな宿場町があり
その間に挟まれた日野宿はそれらに比べると
取次ぎを主とする小さな宿場町であったそうです
しかしながら、多摩川にあった渡し場
「日野の渡し」を運営するなど、小さな宿場町ながらも重要な土地であり
「日野宿本陣」として当時の建物が建っています
幕末になると、日野は新選組と関わりの深い地となる
日野本郷の名主・佐藤彦五郎が、天然理心流三代目宗家・近藤周助の門人となり
彦五郎は、「日野宿本陣」前にあった長屋門を改装
自分の屋敷内に天然理心流の出稽古用の道場「佐藤道場」を開いている
彦五郎は新選組副長・土方歳三の実姉と結婚するなど
新選組の後援者であり多摩地域の指導者でもあったそうです
天然理心流とは
江戸時代の剣客・近藤内蔵之助が寛政年間(1789年~1801年)に
創始したと伝わる古武道
江戸に道場を構えたが近隣の農村へ出稽古を行ったため多摩地域などに広まった
三代目宗家・近藤周助は江戸牛込に天然理心流剣術道場「試衛館」を開設
多摩地域への出稽古も盛んに行ったそうです
多摩郡上石原村(現・調布市野水)の百姓の子・宮川勝五郎(後の近藤勇)を
養子に迎え近藤の姓を与え、近藤勇は天然理心流四代目宗家となり
後に新選組局長として知られる事となります
駅前の甲州街道を歩き
日野八坂神社
そして、日野八坂神社の境内へ
手水舎
拝殿前の狛犬さん
日野八坂神社拝殿
覆屋のように保護された中に木造の本殿が鎮座
日野八坂神社は、東京都日野市にある神社
創建年代は不詳
社伝によると、室町時代以前に多摩川で見つかった牛頭天王の神像を
祀った事が始まりとされています
明治以降は神仏分離を機に八坂神社に改め
ご祀神も素盞鳴尊へ変更されたそうです
本殿は、寛政12年(1800年)に完成したもので
当時の建築技術の粋をつくした絢爛華麗な江戸後期のもの
この本殿には、安政5年(1858年)に天然理心流近藤周助の門人達により
奉納された額があり、欅板に大小二本の木刀が架けられているそうです
ご祀神は、 素盞嗚尊
ご相殿に、 櫛御気野御命・倉稲魂命・大山咋命
境内社に、 八幡社
ご住所は、 東京都日野市日野本町3-14-12
参拝
境内社の八幡社
参拝後、多種な御朱印の中から(迷いつつ)
直書き御朱印いただきました