群馬・長野両県にまたがる中央、伊邪那美命・日本武尊を祀る本宮
正面右側が群馬県、碓氷峠熊野神社
そして、速玉男尊を祀る新宮
碓氷峠熊野神社は、群馬県安中市松井田町にある熊野神社
日本武尊が東征の帰路、碓氷峠に差し掛かった際
濃霧が生じて道に迷い、この時に八咫烏が梛の葉を咥えて道案内し
無事に頂上に着いたことを感謝して
熊野の神を勧請したのが由来だとされているそうです
ご祀神は、 本宮に、伊邪那美命、日本武尊
新宮に、速玉男尊
ご住所は、 安中市松井田町峠9
参拝
境内社の稲荷社、菅原社、健康神社に
神楽殿と安政遠足の幟
安政遠足(あんせいとおあし)とは
安政2年(1855年)安中藩主板倉勝明が藩士鍛錬のため
藩士96人に安中城門から碓氷峠の熊野権現神社まで走らせた徒歩競走
日本におけるマラソンの発祥とも
しかし藩主が2年後に亡くなったため
遠足がふたたび開催されることはなかったそうです
さて、その他境内には御神木の櫟の木や
神社を創建したという日本武尊は、碓氷峠の山頂から遠くの海を眺め
相模灘で荒波を静める為に海中に身を投じた弟橘姫を偲び
「吾嬬者耶(アヅマハヤ)」「ああ、いとしき我が妻よ」と
三嘆したと伝えられています
参拝後、髄神門の右側(群馬県側)にある授与所にて
碓氷峠熊野神社の直書き御朱印をいただきました