誕生八幡神社より、
目黒駅前を通り過ぎ
行人坂へ
坂の途中に小さな祠「目黒川架橋供養勢至菩薩石像」
その隣は、大円寺
天台宗寺院の大円寺は、松林山と号し
寛永年間に湯殿山の大海法印が行人坂を切り開いて創建
と伝えられています
大円寺の三面大黒天像は、山手七福神の大黒天となっています
明暦の大火(振袖火事)、文化の大火(車町火事)と並んで
江戸三大火のひとつである
明和9年(1772年)の「明和の大火(目黒行人坂火事)」は
(出火原因は、盗みのために庫裡に放火したこととも言われ)
この大円寺が火元といわれています
昔読んだ漫画「風雲児たち~蘭学黎明編~」に、この大火の描写があった
田沼意次についても、あの当時では珍しく好意的に書かれていたっけ
(今回のフジTV大奥では、一癖二癖ある悪役みたいだけど・・・)
さてさて、大円寺から出た火は、折からの強風により
たちまち白金から神田、湯島、下谷、浅草までを焼き尽くす大火となり
特に江戸城櫓も焼失したので
大円寺は幕府から以後76年間、本堂の再建を許されなかったそうです
本尊の大日如来及び過去帳などは、隣の明王院に収められ
境内には焼死した多数の人々を供養するため
天明年間に五百羅漢の石像をたてたそうです
大円寺阿弥陀堂
大圓寺本堂
山号は、 松林山
寺号は、 大円寺
ご住所は、 目黒区下目黒1-8-5
宗派は、 天台宗
参拝