青山一丁目交差点をチョイ過ぎ
R246を右折して外苑東通りを南へ歩き
乃木公園にやってきました
もともとは日清・日露戦争の戦役に従事し
明治天皇崩御後に殉死した陸軍大将乃木希典の邸宅でしたが
乃木将軍の遺言により、公園として寄贈され
現在は港区の公園になっています
馬小屋は旧乃木邸母屋が改築される以前の明治22年(1889年)に建てられ
煉瓦造り&日本瓦葺きの平屋建て
母屋より立派であったことから
「新坂の馬屋敷」と評判になったとか
煉瓦は英国から取り寄せたほど
旅順開城後、ロシアのステッセル将軍から贈られた
馬の厩舎としても使われたそうです
水師営会見所にあった棗の木、三代目(孫)だそうです
現存する旧乃木邸
乃木将軍がドイツ留学中に見たフランス連隊本部を参考に
自らの設計により明治35 年(1902年)に新築されたもの
明治期の将官の邸宅は接客のため豪華なものが多かったのに比べ
この邸は黒塗りの板張りで
内部も極めて簡素かつ合理的に造られたものだそうです
乃木将軍は、明治12年(1879年)にこの地に屋敷を買って移り住み
大正元年(1912)9月に、明治天皇に殉じて自刃するまで
ここに住んでいたそうです
厩舎と邸宅の間にある「乃木将軍と辻占売少年像」
明治24年の金沢出張の際
一家の生計を支えるために辻占売りをしていた8歳の少年の姿に
感銘を受けた乃木が、少年を激励し紙の包(金2円)を手渡したという
エピソードを像にしたものだそうです
後にその少年は、厚情に報いようと努力し
金箔職人として成功したそうです