中国市場における2018年度の新車販売台数が前年割れとなった。前年割れするのは1990年以来のことで、28年ぶりになる。
この状況のなかでも、トヨタと日産は売上を伸ばしたが、ホンダは1.7%減となった。
一方、中国では中古車市場が急拡大している。背景には便利なスマホアプリの登場で、質の良い中古車が買いやすくなったことがある。
アプリが売りたい人と買いたい人のマッチングを行う。気にいった車があれば即予約。その後は中古車販売員が売買のサポートをする仕組みだ。
買いたい人と販売員が、売りたい人の自宅に伺い、売買をその場でおこなう。
中古車販売会社も中古車の仕入れや、展示のための広大な場所の確保から解放される。
このため買い付けのための資金も不要となり、買い付けた中古車が不良在庫になることもない。
中国ではアプリを活用した中古車販売会社が急増しており、先行する大手企業は差別化するために、従来型の直販店も併設、顧客サービスの向上に余念がない。
世界最大の自動車市場で、若い世代を中心に中古車に対する意識が変わってきている。
かつて車はステータスだったが、今は単なる消耗品となった。
自動車メーカーにとっては、中古車もライバルだ。今後は価格面でも魅力のある新車を提案していく必要があるだろう。