浜松フラワーパークの水鳥の池では古代のロマンが漂う大賀ハスが彩り鮮やかに咲き競っていました。

 

                           8月20日(火)、雨:

 

 今日は朝から雨模様です。今朝の日課の早朝散歩は早起きをしたのでAM3:00ごろから歩き始めました。昨夜も熱帯夜で、今朝もその余韻が残っていて、昨夜は雨が降ったようで、路面がぬれていて、水たまりも残っていました。まだ雨が降りそうな予感がありましたので、大きめの傘を持って出かけました。途中から小雨も降りだしてきました。風もなく、雨が降って涼しいのではと思っていましたが、これまでの猛暑で、地面が焼けているのか、蒸し暑さが増して、まるでサウナ状態の中を歩いて、随分と汗をかいてしまいました。

 

 日本列島は太平洋にある高気圧に覆われていますが、台風9号は北上して朝鮮半島の方へ去りましたが、新たに南の海上に熱帯低気圧が発生して、太平洋高気圧と熱帯低気圧の影響で、湿った暖かい空気が流れ込む東海から西日本にかけては雨模様ですが、関東から北日本は晴れています。しかし大気が不安定で、午後には全国的に雷雨がありそうです。関東から西日本は33度C前後で、今日も蒸し暑いでしょう。熱中症には気を付けましょう。

 

 8月5日に浜松フラワーパークへ行った続きです。

 

 浜松フラワーパークの水鳥の池では、古代のロマンが漂う大賀ハスが彩り鮮やかに咲き競っていましたので、望遠レンズに変えて撮ってみました。

 

 大賀ハスの由来:

 

 1951年(昭和26年)3月3日から9月6日までの35日間、大賀一郎博士たちは、千葉県検見川の東京大学農学部厚生農場内(現・東京大学総合運動場)の泥炭層を掘り進め、、地下約6mの青泥層から3月30日に古蓮実1粒を発見しました。これは予定期間を過ぎ、作業中止もやむを得ないと思われた矢先のことでした。作業に参加していた花園中学校の生徒がふるっていた土の中から発見されたものです。そのあと4月6日に2粒の実発見し、同年5月6日に大賀博士宅(東京都府中市)で、発芽処理が行われ、3個とも発芽しましたが、1個は発芽後まもなく枯死しました。生長した実生苗2株が6月に千葉県農業試験所(現・県農林総合研究センター)へ移されました。1株は数日後に枯れ、3月30日に出土の実生苗だけが順調に生育し、9月には8枚の立ち葉を広げる株に生長しました。

 翌1952年(昭和27年)4月7日に生長した蓮根を堀り上げ、4節約60㎝のもの(大)は東京大学検見川厚生農場(当時)へ、3節40cm(中)のものは千葉市の希望で千葉公園の弁天池の一角(現・菖蒲園)へ、2節約30㎝のもの(小)は、農業試験場へそれぞれ植えつけられました。

 当時、検見川農場には、牛馬が飼育され、その食害から避けるため、東京大学の株は地元の農業委員である伊原茂氏に栽培を委託されました。

この株は同年7月1日に最初に蕾を付け、7月18日に開花しました。1954年(昭和29年)3月31日付で、千葉県の天然記念物「検見川の大賀蓮」として、特定され、以来、この古蓮は「大賀蓮」と呼ばれています。

 大賀蓮は、実と同じ地層から出土された丸木舟のラジオ・カーボン・テスト等の年代測定に基づき、約2.000年前の古蓮と推定されました。分根された千葉公園の種は1953年(昭和28年)8月5日、県農業試験所の株は1955年(昭和30年)頃に開花しています。

 

                 (オオガハス何でも情報館より)

 

 フラワーパークの水鳥の池の古代ハスの大賀ハスが彩り鮮やかに咲き競っていて、古代のロマンが漂っていました。

 

 ハスの花は朝早くに咲き、午後には閉じてしまいます。花は午前中に見に行くとよいでしょう。