湖西市新居町中之郷のささゆり自生地でササユリが可憐に咲き誇っていました。

 

                           6月4日(火)、晴れ:

 

 今日も朝からよく晴れています。今朝の日課の早朝散歩は早起きをしたのでAM3:00ごろから歩き始めました。今朝はこの時期としては少し小寒い感じでしたが、さわやかな五月のような朝を迎えました。東の空には随分細くなった下弦の月が輝いていました。

 

 日本列島は大陸の高気圧にゆるやかに覆われておおむね晴れていますが、上空の寒気の影響で、東海から東北にかけて大気が不安定で、所々雷雨がありそうです。気を付けましょう。

 

 昨日もよく晴れていて、お出かけ日和でしたので、朝早くに湖西市新居町中之郷のささゆり自生地のササユリを見に行ってきました。

 

 JR東海道線高塚駅から電車に乗り、3っつ目の駅新居町で降りて、ここから歩いて約20分のところにある応賀寺の横の中之郷配水場の急斜面のささゆり自生地へ行きました。

 

 ささゆり自生地(群生地)は、湖西市新居町中之郷の中之郷配水場の急斜面に現在は約600株あり毎年半分ほどが花を咲かせているとのことです。ササユリは約20年前に配水場の職員が土手に自生しているのを見つけて、手入れを始めましたが、現在は郷南ささゆり保存会員13人が草刈りや、種まきをして株数を増やしてきました。今年は例年よりも早く5月20日に開花したとのことです。蕾も多く6月10日頃まで楽しめるようです。

 

 

 

 新居町の案内看板。左上に応賀寺があります。

 

 応賀寺の案内看板。その横にささゆりの案内看板も・・・。

 

 応賀寺の山門と左側に駐車場があります。山門の横の坂道を登って中之郷配水場へ・・・。

 

 ささゆりの案内看板が・・・。

 

 

 

 ささゆりのご案内の看板。

 

 ささゆりのご案内:

 

 ここ「ささゆり自生地」(群生地)は、昭和54年当時、数本のささゆりの花が咲いておりました。その当時は、ささゆりの花に関心がなかった時代でありました。

 その後の平成14年頃から毎年、自生地の手入れを行い、平成24年に地元の有志で「郷南ささゆり保存会」を結成し、毎年5月、9月、11月に自生地の雑草刈りを行い、11月中旬に種子を採取して種を蒔いております。

 種から発芽するまでに2~3年かかり発芽するのは毎年、数本で、花が咲くまでに6~7年かかります。自生地(群生地)を本格的に保護活動の取り組みにより、いま現在では、600本ほどの花が順次咲くようになりました。

 ささゆりの花は日本だけに生息する「ゆりの固有種」で、全国でも一部の地方に自生し、毎年5月下旬頃から6月中旬頃まで咲き続けます。近年では自然環境の変化により野山に見られることがなく、ここの自生地一帯は笹竹とささゆりが共存し合って生育していることで、最適地の好条件が整っていたために、他所では見られない、きれいで清楚であり、淡いピンク色で甘く優雅な香りの特長があり、一枝にたくさんの花をつけることで地元周辺の方々、そして遠方(他県)の来場者から、このような身近な所で鑑賞ができる自生地であると好評をいただいております。

 

                       (郷南ささゆり保存会)

 

 ささゆりの種を蒔いてから花が咲くまでの年数。

 

 中之郷配水場の急斜面。ささゆり自生地。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 発芽一年目。

 

 発芽2~3年目。

 

 発芽4~5年目。

 

 種を蒔いて花が咲くまで、6~7年もかかります。