アドリブ将軍モッタの『イチ確』 -52ページ目

計画遂行

どんなに愛しく思える瞬間を凄そうとも、それが永遠的に続くことは難しい


熱中する何かに出逢えたとしたら、迷わずそれに全力を注げばいい


だが我々は精神というとてもナイーブなエンジンを搭載しているわけで、その熱中する何かだけをやっていては、すぐにオーバーヒートを起こしてしまう


俗に言う『燃え尽き症候群』だ


私を含めたパチスロ、パチンコ大好きな種族さえ、一度は「なにしてんだろ?」て考えてしまったことはあるはずだ


まぁ、そこを乗り越えたらパチンコ、パチスロを心底愛する者になる


もしくはギャンブル依存症


と言っても紙一重の存在。私も自身をギャンブル依存症なのかなと思っていたが、たまたま目にした映像にギャンブル依存症の方の特集がされていた


そこでの印象は誤解を招く可能性があるため発言は控えたいが、そこでわかったことがある


私はパチスロが大好きなのは大前提だが、それと同時にパチスロで勝つことに喜びを感じている


だから狙った台が空くまで待てるし、その時間が苦痛にもならない


それでも理論より遥かに下回る数字が出たら落ち込むものだ。焦るというのとは違うが、勝つことに快感を覚えてしまっているため、体は刺激を欲する


ナイーブなエンジンを搭載した人間だもの。時には情熱の炎を抑えることも大切


あまり大きな炎だと、やる気というロウソクも燃え尽きてしまう


5月23日


実はパチスロ事情で私的に喜ばしい出来事があった。それは『ある』新台入荷でのこと


『コードギアス』?いや勘弁w


『鉄拳デビル』?いや入荷されてないw


『島娘』?んなこたないw


何を隠そう、その新台入荷により私の悩みだった稼働時間の少なさが解消されそうなのだ。その新台はというと・・・


『モンキーターン』


そう、私の稼働と飯の種であるモンキーターンがサブホに6台入荷されたのだ


それが数日前の出来事であり、おかげで今までの倍以上に期待値を稼がせてもらった


無論、お約束の期待値だけ稼いで収支は急降下という私らしい日々が続く


こんな時はモンキー以外の台を打っても結果は出ないもの。一昨日なんて北斗の1300ハマりという台を拾いながらも1590で乱舞り~の、単発~の


そんなんだから少しだけ・・・いや
結構落ち込んでいた


だからタイミングがよかったのだ


「そうだ、サッカー代表戦を見てリフレッシュだ!」


そう前日に決めた私は全てをサッカー中継に合わせて行動すると計画を組んだ


下見の内容からしたら、いつもの昼過ぎコースだが、それをやっていては稼働時間が減ってしまう


とりあえず開店1時間後にモンキー宵越し500オーバーを打つことから全ては始まる


私の戦いのホイッスルは就寝前に吹かれた


稼働開始


寝坊で計画狂ってはサッカーなど見る資格などない。まずは将軍お家芸でもあるモンキー500からの全ツッパ(普通の天井狙い)


狙い通り前日400で閉店迎えた台が宵越しで500を越えていた。やることをやってリフレッシュ。それが本日の計画


ここで見事投資5000円でゲーム数解除。問題はここからだ


投資1000円でも負け、逆に投資2万円でも勝てるのがモンキーだ


迷わず中央ドリブル突破の精神



※気分は5人抜き!!




プラスは確定。落ち込んだ気持ちをサッカーで癒す予定だったが思わぬハプニング


これなら予定変更で、快勝した最高の気分でサッカーを見るしかない




※演出込みで上乗せイチ確


最近の期待値を収束するかのような上乗せ。強チャンス目8回中スカしたのは1回のみ。上出来だ



※一度抜けて再度SGへ



投資5000円で、この枚数は満足


さて帰ってサッカー見るかと言いたいところだが、まだ時刻は15時前


キックオフまで4時間以上あるため、店移動しハイエナ


マクロスF。820ハマり



※ほぼ初打ち。ステップ1にて



※マクロスFは600円負け


打ちたかったマクロスFも触れたし帰ってサッカー見るかと思い時計を見ると時刻は18時過ぎ


ホールと家の距離は近いため、単純に試合開始まで1時間はある。実は昔からこういう少しの時間が待てない男なのだ


と言ってもARTは打てないので自然と体はジャグラーコーナーへ


総回転3750 BB9 BR20


とりあえず良さげな台を見つけたので、これで遊ぶことに。もちろん時間潰しが目的なのでブドウのカウントはしない


投資7000円 ペカッ(ビッグ)


将軍「おっ!やっぱイイねぇ♪」


持ちコイン ペカッ(ビッグ)


将軍「くぅぅう、たまらねぇ♪」



※ビッグ中にピエロ揃い


自分自身に言い聞かせる


上手くいかないことの方が多い。だから上手くいったとき喜べる


辛いのは当然。理想から離れていくというのは、受け入れがたいことだ


その繰り返しで人は強くなり、成熟し、魅力となる





単純な男だ。期待値と口にしても、やはり気分は勝ち負けで決まる。これからも落ち込む日は何度でもあると思うけど、そこで悩んで逃げずに考えられる人間でいたい


そして強い心を持てるように・・・


将軍「あれ?なんでジャグラー打ったんだっけ!?」


夢中になりすぎた将軍がジャグラーの出玉を換金したのは22時のこと


当然、自分がジャグラーを打った理由を思い出すのが、真夜中のスポーツニュースを目にしてからというのは言うまでもない


何事も計画的に!!笑


『経験とは、人々が自分の愚かさ、または悲しみに与える名前である』

byアルフレッド・ルイ・シャルル・ド・ミュッセ

摩訶

不思議


実に不思議


うん、不思議


やっぱ、不思議


何がって・・・この世に存在している理由が不思議


そう、まさに不思議


だってそうじゃない?


自ら望んだわけもなく、この世に生まれ・・・


そして自ら望んだわけもなく、この世から消えていく


まぁ、自殺しない限りは・・・


たまにだけど、変に深く考えたりすることがある。たまにだけど・・・


昔から本当に望んでいたモノ


たぶん世に生きる人間が一度でも考えるんじゃないのかな?


うん、たぶん


『自由』


「あぁ、自由になりたい」


こんなことを考えたことあるのは自分だけなのかな?


いやいや、みんなじゃないのかな


自由になりたくて、好きなことをやろうと思った


だから動いた


本気だったから一歩が出た


うん、たぶんそう


じゃあ自由になれて満足か?って聞かれたら満足じゃない


うん、そう


自由で楽しいとは思うけど、それで気付くことがある


何も変わらない


大人になれば自由なんて元々持っているじゃないか


ただ・・・怖くて、言い訳して、自分自身に臆病になっているだけ


会社がムカツク?


だったら辞めたらいいじゃない


それも自由


夢があるけどお金ないから実現しない?


だったら借金したらいいじゃない


それも自由


結局ね、自由なんて手の中にあるんだよ


それは誰でも気付いてる


自由って、好き勝手に行動することではない


自由って、自己責任を背負うこと


何やってもいい、でもその代償は自分の背中に降りかかってくる


みんな誰のために生きてる?


家族のため?ペットのため?世の中のため?


違うでしょ


自分のためだよ


人のために生きているって思うほど楽な生き方はない。嫌なことあれば、それを理由に物事から逃げ出す


「人のためだから自分はこれくらいでいいや」


そうやって逃げても楽しくない


自分が楽しく生きる。そのためには家族の笑顔が必要。だから家族のために働く


似たようで、全然違う


今、自由に生きている。好きなことをやれてとても幸せだ。贅沢な生活ではないけれど、幸せだ


自分の意思で動ける


大袈裟だけど、首輪が外れた感覚


今まで自分で首輪を付けていた。責任逃れが出来るように


自分に自信がなかったから


だけど恥ずかしいじゃない?文句ばかりを口にして結局は何もしない人間なんて


お煎餅とお茶を口にしながらテレビ見てても夢なんて掴めるわけないよ


・・・・・・・


あぁ、病気だ。考えすぎる病気だ


よし、また明日から頑張ろう


『他人のために暮らすのはもうたくさんだ。せめてこのわずかな余生を自分のために生きようではないか』

byミシェル・エケム・ド・モンテーニュ



ボブリー ~専業潰しの刺客~

誰かを意識する事というのは別に珍しくもなく、日常で起こる一つの出来事にすぎない


相手の性別に関係なくそういう存在はいるだろうし、逆に意識する者が存在しているからこそ人は成長出来るのかもしれない


『容姿』『雰囲気』『行動』など、人が人を惹き付ける要素は数多くあるが、時にどれらにも当てはまることない不思議は感覚に陥ることがある


それは偶然か、はたまた必然か


人が成長を経て生きるというのは、不思議なくしては有り得ないのかもしれない


5月19日




毎月毎年の話だが、期待値の回収には本当に頭を悩ませてしまう。いくら期待が持てる一瞬を過ごそうとも、その期待が終盤までもたない事は珍しくもない


前日もモンキーのハマり狙いで、フリーズ引いてもペラを満足に引けず純増負け





それでも癒しを求めてペットショップの動物の無邪気な動きを目にすれば、気持ちを新たにすることが出来る


だから次の日も同じような台を打てる。ストレスの吐き出し口と、成長出来る何かがあるからこそ私は存在しているんだと思いながら・・・


さて、本日は土曜日ということもありホールの稼働は良好。この日ばかりは自分の立ち回りをフルに活かすことが出来ない


宵越しのハマり狙いやゾーン狙いをしたいところだが、不景気を感じさせないほど英世と諭吉、たまに漱石がお札投入口に吸い込まれていく


とりあえず当たるまでは・・・


まさにギャンブルする心理になっている証拠だ。現状、私にとっては可もなく不可もなくといった光景


期待値拾えないが、ホールが儲かるのは嫌いではない。ホールが経営難になる方が断然恐ろしい


「勝負は夕方かな」


そんな独り言を発した瞬間に一人の男性が席を立った


モンキーのART後1ゲームヤメ


ラッキーと思ったがその前に、席を立った男性に気をとられていた


平日でもたまに見る常連であり、私が言うのも偉そうに聞こえるかもしれないが、悪くない立ち回りをしていた人物


身長は私と同じくらい小柄で、年は30歳前後。顔はブルース・リーのような少し朝鮮系の顔立ち


それで髪型は黒色のボブカットなので、軽く二度見をしてしまう(ウォーズマンよりヘルメット)


失礼ながら私は初見から現在まで、その男性のことを『ボブリー』と呼んでいた(心の中で)


だから意外だった。ボブリーがこんなところでヤメることが


それで肝心の稼働はというと、天国ゾーンは呆気なくスルー


まさか通常モードを知っていて!?


・・・そんなわけないか。恐らく用事でもあったのだろう


ボリューム満点のボブカットに対してツムジ部分は年齢を匂わせる薄さ


そんなボブリーが少しだけ、かっこよく見えた(今思えば情けない)


しかし私が打った台は間違っていない。期待値高いゾーン、結果は仕方のないこと


切り替えて近くのホールへ移動し、モンキーのシマへ向かった


「えっ!?」


そこにはボブリーが座っていた。てっきり用事があってモンキーをヤメたと思い込んでいたため、彼の行動に『?』状態だ


人のことより自分のこと


何かないかとデータを見ると、モンキーのART後1ゲームヤメがあるではないか。しかも隣の台にはボブリーが座っていた


「ま、まさかな・・・」


ボブリーは私の稼働時間を減らす側の人間と思っていたので、少し戸惑ってしまった


早速打ち出したが、またしても天国スルー。珍しいことでもないが、ボブリーがヤメた台を連続でスルーしたという事実だけが私の中に深く印象付けられた


まさか未来がわかる超能力者!?


それとも新手のゴト師!?


いや、機械の心を読み取れるサイボーグ!?


もう、ボブリーが人造人間ボブカット型にしか見えなかった


敵うはずがない。私は人間、彼は人造人間・・・しかもボブカット!!(それは関係ない)


彼は私を潰す気なのか、それともホールを潰す刺客なのか・・・


恐怖を感じ取った私は、その場から逃げた。たまに起きる『嫌な予感』というやつだ


約30分、自分に「大丈夫」と言い聞かせ、またホールに入った


「そ、そんなバカな!?」


そこにはART後4ゲームでヤメてあったモンキーの姿があったのだ


そして気付いてしまったのだ


そう、この台はボブリーが打っていたということを・・・


今までは1ゲームでヤメてたのに、今回は4ゲーム。まさかと疑ったが、今までの出来事があるだけに私の恐怖は最高潮に達した


『4』=『死』


3度目の正直で私を潰す気だ。ボブリーを只のマスコット扱いしていた自分は、もうそこにはいなかった


「だが・・・」


私はアドリブ将軍モッタなのだ。未来が見えるエスパーだろうが、ボブカットのサイボーグだろうが、期待値ある台を見捨てるわけにはいかない


どうせ人間死ぬんだ。だったらホールで真っ白になって死のうじゃないか


覚悟を決め、打ち始めた


軽く3000円がなくなるが、まだゾーン中。やっぱり未来がわかるのか、ボブリー・・・


波多野「エスジィーラーシュ!!」


将軍「へっ!?」






投資4000円で12800円回収


私は真っ白になる覚悟で打ち始めた。しかし予期せぬ出来事が始まった時、背後には真っ白になったボブリーが立っていた


あえて目を合わせなかった。ハイエナされたときの辛さはハイエナする者として痛いほどわかる


少しだけ、ボブリーのツムジが数分前より薄くなっているように見えた。いや、もっと言えば彼の存在自体が薄くなっていた


彼は普通人間だ。独りのスロット好きだというのは感じ取れる


そんな美しい心を持ったボブリーに一つだけ伝えたい・・・











「まずは髪型を変えよう」


『考えるな、感じろ』

byブルース・リー