「ボブという名の猫 2 幸せのギフト」




イギリスの郊外で薬物依存を繰り返し、家族からも見放されたストリートミュージシャンの青年ジェームズが、一匹のノラ猫ボブと出会い互いに支え合いながら更生していく感動の物語は海を越えて世界30ヶ国以上で出版され、ベストセラーに。その後2017年にボブ自身が本猫役で出演し実写化した「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」が映画化し大ヒット。日本では猫ブームに拍車がかかりましたね!

 




このハイタッチをするボブを真似て、我が家の猫にもハイタッチの訓練をしましたが引っ掻かれて無理でした(笑)。ボブのようにこれだけ人に寄り添うノラ猫は珍しいと思います。

 




続編となる本作は、今はボブと幸せに暮らしているジェームズが、ある出版社のパーティーの帰りにボブと出会う前の自分に境遇が似ていたストリートミュージシャンを救い、行き場のない若者と話すうちに路上で過ごした最後の最悪なクリスマスのことを思い出しそこから、回想シーンとして若者に話を始めます。

 




シリーズの魅力は、猫が可愛い(可愛いけど)だけの猫映画ではありません。ボブには必要以上の感情移入をさせず、ジェームズを見守る存在としてナチュラルに描くことでボロボロの人生だったジェームズがどん底から立ち上がるまでの人間ドラマに仕上げています。




怪我をしたボブを、お世話をすることで彼は生きる希望ができたのです。ジェーズがボブを肩に乗せていつも歩くようにボブから見たロンドンの風景と優しい人々の心を映し出していく心温まるストーリーは、忘れかけていたなにか大事な事を思い出させてくれます。


ちなみに前作も本作も90%ボブが本猫役で登場し、撮影現場でも出番になるまでスタッフの動きを観察しているかのようにじっとしていたそうです。撮影は2018年、その2年後に世界一有名なストリートキャットボブは交通事故で亡くなりました。でも彼は映画の中で永遠に生き続けています。ぜひ茶トラのボブに会いに劇場に足を運んくださいね。


ボブにちなんで茶トラクッキー作ったよん







ボブという名の猫2幸せのギフトは明日18日から公開です。