洞内広樹監督、主演の佐野玲於さん舞台挨拶
2019年11月20日 10:05 | コメント(0)
詩と音楽、映像を一つに融合したLDHとショートショートフィルムフェスティバルのシネマファイタープロジェクトの第3弾『その瞬間、僕は泣きたくなった 』
五人の監督とLDH所属のアーティスト、俳優たちによって生み出された本作。
五本の短編オムニバスの中の一編『GHOSTING』の
11月18日 TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて、
洞内広樹監督、主演の佐野玲於さんが名古屋で舞台挨拶が行われました。
佐野さんは、前日まで、名古屋ドームにて、3daysの
GENERATIONS FromEXILE TRIBEのライブを終えたばかり。
そのままステイして
上映中のCFP(シネマファターズピクチャー)の舞台挨拶へ。
お二人で登壇するのは、初めてということでら作品に対する思いをたっぷり話してくださいました。
まずは、舞台挨拶の定番、名古屋で過ごしたり名古屋の印象をきいてみました。
佐野さん「名古屋に来るともともと愛知県民だったので、帰ってきた感はいつもありますね。ばあちゃんちにも行けたし、姪っ子がうまれておじさんにもなっちゃいまして、また二人目も生まれるんです。親戚、いとこが多いのでお年玉がたいへんだな〜と思っています。」
監督「僕はジェットコースターが好きなので長島スパーランドとか、行きたいです。ジェットコースターみたいな映画が作りたいと思っているくらい好きでして。」
今回の衣装は佐野さんがSF漫画の「アキラ」のTシャツ
監督は「ターミネーター」のTシャツでした。
とにかくお二人は映画が大好きなで、①回目と②回目の舞台挨拶の間は昼食もとらずに
おふたりでずっと映画談義をされていました。
撮影以来、二人で話をじっくりする機会があまりなかったそうです。
5作品あるので、5人の俳優、5人の監督と登壇することが多く今回のように二人で登壇は初めてだとか。
この作品ではじめて顔合わせしたお二人ですが、共通なのは「映画」を愛していると言うこと。
監督は、タイトルにひっかけて、最近泣きそうになったことをお聞きしたところ、
「この作品のポスターの隣にターミネーターのポスターが並んでいたことです。まじに泣きました。
ターミネーターが好きで、監督目指して、ここに立っているのですから、泣けましたね」
本作と「ターミネーターニューフェイト」の公開日も同じでしたから、その時も自身のTwitterでかなり興奮されていましたし!(笑)
お互いの印象をお二人におききしたところ、
監督「佐野さんは、お話ししてみると真摯にお話を聞いてくれるひとでした。正直、こんなに芝居に取り組む人だとは思っていなかった。演技と演技しないときとスイッチングするかとおもっていたら、ずっと現場ではバク(主人公)で居てくれました」
それをうけて、佐野さんは
佐野さん「映画監督は、いろんな人がいらっしゃいますね。お芝居をきっちり撮りたい人、技法を駆使する人、それぞれがその監督の味になっています。だからこそ、監督と俳優も人間ですから合う合わないはでてきます。本作は、ベテラン監督が参加していて、その中で洞内監督は、そのベテラン監督にリスペクトするような気持ちで参加されています。自分も同じです。
この並びのなかで二人は若手として参加し、監督とは同じ目線で一緒に作っていく気持ちで挑みました」
そして、
「バクを演じるにあたり、オリジナル作品ということもあり監督も自分に委ねてくださったので、本作の背景、テーマをしっかり聞いていたので自分に演じることを背負わせてくださった。あまりプレッシャーを感じずに現場にいれました」と語ってくださいました。
監督「もう、佐野くんは仕上がってましたよ!現場であーしようこーしようよりは準備してきてくれたバクがピッタリだった」
本当にお二人の息はピッタリですね。
そんなお二人にはぜひ再びタッグをくんでいただきたく。
どんな役を佐野さんに演じてほしいいか監督におききすると・・
監督「ステージでは後ろの席のかたまで体を使ってエネルギーを伝えていますが、それとは逆に映画はスクリーンで大写しになった顔の表情、目だけで感情を伝えていきます。それが出来る人なんですよ。先日佐野くんのライブを見にいってとてもダンスシーンにも感動したんです。日本はミュージカルの決定版がないので、音楽で成立するエンタテイメントを佐野くんで撮りたいです」
この監督の言葉に賛同したファンのみなさから大きな拍手が!
思わず私もうなずいてしまいました。
佐野さんは「ミュージカルってポピュラーでみんなが楽しめますよね。自分はモテキという映画が好きです。あのような映画がやりたいです」
ファンタジー作品が好きという監督、佐野さんも演じることが楽しくてしょうがない様子でした。
息もぴったりのお二人なので、ぜひともまたタッグを組んでいただきたいですね。
佐野さんが最近観賞したのは
「マチネの終わりに」
監督はターミネーターの新作。
ターミネーターは、本編にも
言葉でにおわせるようなシーンがでてきます。
佐野さん曰く、本作には監督の映画に対するリスペクトがいっぱい入っています。いろんな映画をみて、育ったからこその経験が生かされていると思っていますとコメントされていました。
そうそう、監督に主人公のバクとヒロインのメイの名前の由来を聞いたのですが、
これもあのファンタジー映画からヒントを得た名前でした。
映画を観た後、バクの名字「おだまえODAMAE」と 「バク」の日本語「麦」を英語にして スペースをいれて並べて検索してみると
とある映画タイトルがでてきます。
わたしも検索しました!なるほど!そうきたか!これは映画好きには鳥肌モノです。
「Ghosting」
(C)2019 CINEMA FIGHTERS project
20分の短編といっても
舞台挨拶20分では話し足りないくらいエピソードや撮影秘話がありそうでした。
特典映像とかでぜひ語ってほしいですね!
贅沢な五本の短編オムニバス。
「その瞬間、僕は泣きたくなった」ぜひ劇場でご覧ください。