HiGH&LOW THE WORST 川村壱馬さん×吉野北人さんにインタビュー
「HiGH&LOW THE WORST」に出演しているメインキャストの川村壱馬さん、吉野北人さんに
中京テレビ「キャッチ!」(インタビューの放送は終了しました)でインタビューさせていただきました。
「HiGH&LOW THE WORST」は、髙橋ヒロシのマンガ「クローズ」「WORST」とのクロスオーバー作品。
「HiGH&LOW」シリーズに登場する“漆黒の凶悪高校”鬼邪高校(おやこうこう)と、マンガ「クローズ」
「WORST」に登場する幹部以外スキンヘッドの最強軍団・鳳仙(ほうせん)学園が頂上決戦を繰り広げる。
川村壱馬(かずま)さん演じるのは、鬼邪高校の全日制に身を置きテッペンを目指す転入生・花岡楓士雄(はなおかふじお)。
そして、その相棒・高城司(たかじょうつかさ)を吉野北人(ほくと)さんが演じています。
見た目やんちゃな男子がワンサカ登場し、激しいアクションシーンが繰り広げますが、それだけではなく
とても人間味のある物語になっているんです。
今回わたしの好きなシークエンスがあります。
川村さん演じる花岡楓士雄が、幼なじみと集まるシーン。
昔はどこの町にもあった「じゃっき屋」に集まる5人。
あ、じゃっき屋ってわかりますか?たぶん、「お好みや」さんのことなんだけど、駄菓子とかラムネとかなんならお酒ものめちゃうのです。
なぜ“じゃっき屋”というのかは知らないです(汗)
どの店もおばあちゃんが一人で切り盛りして、町の子どもたちの世話を焼く場所。今はみかけませんね。
劇中では廃墟となった希望団地で育った6人が 子どもの頃から集う“原沢商店”のおばちゃんが亡くなり、同じタイミングで
この町に戻ってきた花岡楓士雄とまた幼なじみたちが集合。顔を見せない仲間の安否をみんなで心配するというシーンが描かれています。
このシーンが大好き!懐かしい子どもの頃の思い出がフラッシュバックしました。
もう一つは、定時制と全日制の「鬼邪高校」というのがあって、その定時制の番長村山を演じているのが山田裕貴さん。
名古屋出身で最近は 朝ドラ「なつぞら」にも出演し、俳優を目指したあと、十勝に帰って家の和菓子屋を継ぐ“雪二郎”の演技が話題に。
本作では、まったく違う役どころ。「HiGH&LOW」シリーズにも登場しています。
村山は留年しているので推定20歳?いや19歳?なのですが、男気があって後輩想いですが、バイトがクビになっておちこんでいたりと人間臭さのある役だと思います。
川村さんと吉野さんはメインキャストをつとめています。みなさんご存じのように
普段の二人は「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」のボーカルを担当。
唄を歌う、演技をする、表現をするということでは形は変わっても同じ、スクリーンの中のお二人はとても輝いていました。
俳優経験はまだ浅いとご自身で言うお二人ですが、その場所にちゃんと生きている人間を演じていました。
川村さんは、「クローズ」は中学の時から見ていたし、「HiGH&LOW」シリーズ」も大ファン。ずっと“出たい”と周りに言い続けてきたこの二本に
同時にでれたのは底知れない喜びだったと語っていました。10年越しと5年越しの夢が同時に叶ったわけですから。川村さんは一本筋の通った有言実行できるオ・ト・コなのです!
吉野さんは、撮影が近くなってからの出演が決まり、それから芝居のレッスンを受け、強い男子なので見た目を作ることからはじめたそうです。
インタビューの時にお会いした吉野さんは、ふわっとしてどちらかというと“可愛い”イメージ。スリムになっていましたが、当時はかなりトレーニングをして筋肉をつけたそうです。
手に汗握るアクションシーンに関しては何度もリハーサルをして、何度もテイクを重ね何百人が息を合わせて撮影したそう。
撮影シーンの様子を聞いているだけでも緊張しますわ!
共演した山田裕貴さんに関しては、お二人とも同意見で“公私ともにフラットに接してくれてすごく器の大きい人”
撮影前のお芝居に対する取り組み方などもとても勉強になったそうです。
志尊淳さんも、「おっさんずラブ」とは全く違います!
先輩俳優の背中をみて育っていくんですね。
今後もぜひスクリーンの中でも活躍して欲しいお二人でした。
10月4日(金)公開 HiGH&LOW THE WORST
(C)2019 高橋ヒロシ(秋田書店)/「HiGH&LOW」製作委員会