周防正行監督、成田凌主演
「カツベン!」試写観ました!
およそ100年前、日本映画の黎明期、無声映画に声をあてる活動弁士のお話し。
劇中の観客と同じように、弁士の喋りに酔いしれた。笑いと涙、なにより映画愛に満ちている!
主演と弁士役 は成田凌、ライバル弁士に高良健吾、ベテラン弁士は永瀬正敏 。
無声映画に声をあてるシーンが多いので、セリフおぼえも大変だったと思います。
映画を写真と呼ぶ人は
いまはいませんが、
わたしが新人の頃は
配給会社のお偉いさんは
映画を写真、写真と言ってました。
そんなことも思い出しつつ観賞。
この作品の肝となる
無声映画、フランスの怪盗ジゴマは私の思い出の映画。
4年前のやっとかめ文化祭のまちなか寺子屋のコマで、大須大光院にて、怪盗ジゴマと近代映画史講座を行い司会をしまして。
映画観賞とともに近代映画史を研究している
小林貞弘先生のトークはとても勉強になりました。
明治45年4月、御園座で1篇のフランスの怪盗映画が上映され、その名も「怪盗ジゴマ」。青年時代の江戸川乱歩も夢中にさせたその映画は大ヒットとなり、連日大盛況。やがて子どもへの影響から上映禁止処分となった、当時話題の映画だったという話。
映画「カツベン!」を観ながら
明治の無声映画時代にタイムスリップ。
公開は12月ですが、
名古屋の市政資料館でも撮影しています。ぜひ観てくださいね!