全力で恋をして、全力で青春していた思い出が蘇ってくる 直球の青春ラブストーリー「いちごの唄」

 

NHKの朝ドラ「ちゅらさん」『ひよっこ』をはじめ、数多くの名作映画・ドラマを生み出し てきた脚本家岡田惠和さんが、2016年の年末に銀杏BOYZの曲をモチーフにした小説を発表し、映画化する計画をたてて3年の時を経て完成。

ラブストーリーで、小説は銀杏BOYZの曲をイメージソースにしたラブストーリーで、一人の少年の死から立ち直れずにいる

不器用な男女が、年に一度七夕の日にだけ会うとてもロマンチックな設定で、銀杏BOYZの世界観にぴったりの物語。

小説の挿絵は峯田さん自身が担当し、タイトルは小説の第一稿を読み、峯田さん自身が「いちごの唄」と提案。

 

心優しい、コウタを演じるのはロックバンド「2」を率いるミュージシャンでもある古舘佑太郎さん。

岡田さん脚本の「ひよっこ」での好演が記憶に新しいですね。銀杏BOYZ、峯田さんの分身ともいえる不器用で何事にも熱くて、心優しい心の持ち主の青年を全身全霊で演じています。

観た後、すぐに「コウタ」に会いたくなるくらい愛されキャラ。光石研&和久井映見さんが両親役で泉澤佑希さん演じる弟の4人家族も大好き。

 

コウタが女神としている千日には、石橋静河さん。どこか影のある千日がとびきりの笑顔をシーンは、コウタが恋に落ちるのも納得だと思った。

もちろん、峯田さんも出演しています。

千日とコウタが年に一度訪れる、高円寺のいまにも潰れそうなラーメン屋の店主を演じいます。二人を見守る優しい眼差しが峯田さんらしい。

コウタは銀杏BOYZの曲から飛び出してきたようなキャラクター。

運命的にであって、舞い上がって、連絡先もしらないのに、

1年後の約束を心待ちにしている青年。ラーメン屋の店主が見守りたくなる気持ちがわかる。

毎年、七夕の時に同じ場所に千日が絶対来ると信じて待つ姿は、なんともいじらしい。

 

七夕デートは数年間続くわけですが、毎回同じTシャツをきているの。

だって千日ちゃんが僕のことわからなくなったら困るでしょ。

という説明はないけど、

きっとそーいうことなんだろう。

 

 

二人ではじめて入ったラーメン屋に毎年行くのが定番になっているので、

ラーメン屋が潰れないように常連になって(小説より)なんとか存続してもらうように彼なりに頑張ったり、

なんども高円寺商店街をあるき、シュミレーションしたり、親友の命日だけではなく千日ちゃんと会う7月7日は彼にとっては特別な日になったのです。

コウタのように、日々小さな喜びをかみしめるような人間になりたいと思った。

 

 

思い出のアイデン&ティティ

わたし、銀杏BOYZのファンなんですよ。

いつかインタビューが出来るだろうと、長いことまちました(勝手に)

もう、ジョージ・クルーニーに会ったときと同じくらい前日は緊張しましたよ。

2003年に田口トモロヲ監督デビュー作品「アイデン&ティティ」で俳優デビューとなった峯田和伸さんを見て、(新たな俳優、見つけたって感じ!)ファンになり、

峯田さんはGOING STEADY解散して銀杏BOYZとしてスタートもさせていたので、音楽もそのころ聴きまくりました。

 

だいたいアイデン&ティティって今思うと、すごいメンバーなのです。

みうらじゅんさんの原作、脚本が宮藤官九郎さん、監督の田口さんは塚本監督の「鉄男」とテレビ番組のナレーションでファンだった。

主演は峯田さんで、ヒロインは麻生久美子さん、大森南朋さんやマギーさんや中村獅童さんが脇をかためているという豪華さ。

矢場町にあったシネプラザ2で三浦さん、田口さん、峯田さんの舞台挨拶があり、合同取材のあと個人的に見にいった覚えがあります。

(私の顔明らかににやけている・・)

今回「いちごの唄」の公開記念舞台挨拶の最後に、名古屋の思い出は2003年の「役者デビューをしたアイデン&ティティの舞台挨拶」と話したとき、

感動していつもは司会者なので自己主張しませんが、「私もいました!」と自己アピールしてしまいそして、この気持ちを共有したくて、アイデン&ティティの時にシネプラザにいたひとがいるか、

会場のみなさんにも聞いたら、20人以上いらっしゃいました。

 

みなさんとずっと同じ峯田さんの歌を聴いていたんだなと思うと、ちょっと目頭が熱くなりました。

 

 

舞台挨拶のレポートはこちら

いちごの唄 舞台挨拶レポート

 

大切なひとを失った喪失感

恋をした時の高揚感

恋をしたからこそ生まれる切ない気持ち。

何をするにも一生懸命だったあの頃を思いだしに、劇場に足を運んでください。

 

いちごの唄公式サイト

http://ichigonouta.com/

 

銀杏BOYZ書き下ろし主題歌「いちごの唄」劇場限定CD発売中!

銀杏BOYZの書き下ろし主題歌「いちごの唄」のシングルCDが、映画の公開日である7月5日(金)より、本作の公開劇場だけで数量限定発売!映画を鑑賞した人だけが手に入れることができるスペシャルなCD。
 

収録曲:いちごの唄(映画『いちごの唄』主題歌 

歌:銀杏BOYZ 作詞:峯田和伸 作曲:峯田和伸)

形態:1曲入りCDシングル、7インチ紙スリーブ仕様

発売日:7月5日(金) 価格:¥900+税 ※数量限定

レーベル:初恋妄℃学園