伝えたいのに伝えられない、もどかしい恋の物語

 「プリンシパル 恋する私はヒロインですか?」

名匠篠原哲雄監督のもと

黒島結菜、小瀧望、高杉真宙、川栄李奈、市川知宏といった、若手実力派俳優たちが結集した

青春ラブストーリー。

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いまや少女漫画が原作の青春ラブストーリーは「キラキラ映画」と称されて

年間30本以上公開されています。

流行りだした当初は、あまりにも自分には遠い昔のことすぎて(笑)どう鑑賞したらよいのか戸惑いましたが、時代背景はかわっても“恋”や“友情”に対する気持ちって変わらないなぁ〜と思いました。

本当の気持ちをうまく相手に伝えられないというどんな世代でも恋愛に対して躊躇してしまう女の子は20代、30代にもいますよね。


本作の主人公糸真がまさにそう。糸真は、親が離婚し、東京の学校でハブられ父の住む北海道に転校してきます。そこに学校のモテ男子二人が現れますが、二人と仲良くするとまたイジメにあうかもしれない・・でも恋する気持ちは抑えられない。あ〜〜どうしよう!って感情。


それは、糸真だけじゃなく、彼女の父や親友の晴歌や二人の男の子和央や弦も弦の姉も同じ。本作は、恋という装置をつかいながら、自分の生きる道を探っていく、どんな世代にもハマる青春ラブストーリーなのです。

 

篠原哲雄演出は、さすがの熟練技。

彼らのリアルな生活、北海道の美しい風景など要所にいれこみ、生きたラブストーリーを描き出していく。


ただ、綺麗だけではない痛みのある青春映画に仕上げています。

恋を描きながらも、自分を探していく。


雪の深い北海道札幌の風景が物語をグッとロマンチックにしてくれる雪マジックが素敵でした。高台で町を見下ろすシーンは夜景が綺麗だし、湖畔のBBQも楽しそう。この映画のロケ地マップが欲しくなります。


メインキャストの4人は、原作にとても雰囲気が似ています。ぶっきらぼうでハッキリした性格だけど本当は優しい弦にはジャニーズwest瀧望さん。親友の体の弱い和央をいつも気遣うという役どころがぴったり。高杉くん線が細くてほんとに体弱そうだし!

川栄李奈さん演じる晴歌と糸真の関係も女の子あるあるがいっぱいで、微笑ましかった。



2〜3月の冬パートと6月の夏パートにわけているので、登場する北海道食材も時期によって違うの。特に冬のシーンでのアスパラは大好物なので見逃せませんよ(笑)。



3/2から3/4まで開催された

とよはし映画祭のクロージング作品となった本作。


篠原哲雄監督、プロデューサー森谷雄さん、

劇中で糸真と仲良くなる金やんを演じた市川知宏さんが、登壇。


3/3の公開直後とあり、

お客様も興味津々でしたね。

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市川知宏くんは
3/23公開の「曇天に笑う」にも出演。



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篠原哲雄監督の次回作は、4/14公開のばぁちゃんロード

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プリンシパル

曇天に笑う のプロデューサーであり

とよはし映画祭のプロデューサー

森谷雄さん

熱い人です。