実母が、隣家の若い男とダイナマイト心中という、嘘のような幼少体験をもつ、稀代の雑誌編集者 末井昭の自伝的エッセイ「素敵なダイナマイトスキャンダル」が柄本佑主演で
映画化!
伝説の雑誌編集者末井さんの波乱の人生ともに、
1970年代から80年代のバブル前期のアンダーグラウンドカルチャーというものを教えてくれる、なんとも素敵な映画なのでしょう。
グラフィックデザイナーを目指した末井さんが、キャバレーやピンサロの看板づくりとか、エロキャッチなコピーライトを考えたり、ヌードモデル斡旋したり、エロ雑誌の立ち上げから発禁になるまでをユニークに描く。まるでエロ雑誌業界のルポのようでした。
猥褻な写真をめぐって、警察とのいたちごっこが面白い!
女性の裸体を隅々まで確認し、
猥褻な写真はアウト。警察の風俗係と編集長のやり取りは、コントみたいなんです(笑)一体、どこまでが猥褻なんだろうと興味津々に。
カメラマンアラーキとのヌード撮影シーンも笑った。
少し前に、アラーキのモノマネをした芸人がいたけど、
女の子を乗せて脱がしちゃうっていうのは本当だったんだ!
この時代、ストーリーキングっていうのもニュースになっていましたが、これ末井さんだったんだ!
昭和アンダーグラウンドカルチャー、サブカルチャー好きには
ぜひ見ていただきたい一本。
ちょっとエロいですけどねー
それにしても、
登場人物のメガネ率が高く、
しかも、全員のメガネレンズが
脂ぎって曇っているのです。
レンズが白い!不潔!笑
何か意図があるのか
監督にどーしても聞きたいです。
末井昭
エッセイスト
文筆家
岡山出身。高校卒業後、集団就職で大阪の工場へ。のちに上京しキャバレーの看板描きやイラストレーターを経て、雑誌「NEWself」を創刊
編集者になり現・白夜書房に入社。「ウィークエンドスーパー」
「写真時代」「パチンコ必勝ガイド」など次々と創刊し、話題に。