暖かくなり

春の陽射しを感じます。







ゆっくり散歩がてら

何年ぶりかの地元の図書館へ。



道中

梅の花にたくさんの

めじろが来てました。







こんなに来るの!?と

めじろさん、意外なほどに。








最近は時間があるから

地元を散歩したりすることも多くて。



何気ないところに発見!

気づく事も多い。




なんにも無いし都会でもなく

それほど田舎すぎる事もない。



働くにしても遊ぶにしても

地元を出て遠い所に出かける事が多かった。

あまり好きではなかった。



けれど、

ほっとする落ち着く空気

雰囲気を感じていました。



日々あるものは

当たり前すぎて通り過ごしてたんだろう。




最近は日々あるものに

すぐ感動して涙がでてしまう。




↓ 30代の時に知った詩。

いつも自分のどこかの片隅においている。




自分の感受性くらい


ぱさぱさに乾いてゆく心を

ひとのせいにはするな

みずから水やりを怠っておいて



気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか



苛立つのを

近親のせいにするな

なにもかも下手だったのはわたくし



初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもが ひよわな志にすぎなかった



駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄



自分の感受性ぐらい

自分で守れ

ばかものよ

 


茨木のり子

詩集「自分の感受性ぐらい」

(1977刊)所収

「現代詩文庫」思潮社にも収録


引用