ユニバーサルホーム・ハートランドでは、SRC基礎といういわゆる逆ベタ基礎が標準仕様です。

しかし、多くの場合、SRC基礎の正しい施工が出来ていないことがわかりました。
 
下の写真は、モデルハウス建設中のもので、ハートランドのブログから引用させていただきました。
基礎の立ち上がりの上に土台が設置され、内側に砕石が入れられ、床となるコンクリートスラブの鉄筋が組まれた状況です。
砕石厚が薄かったり、アリダンシートが足りなかったり、ナットが転がっていたりしているのは置いておいて、注目してほしいのは、赤矢印の部分です。
 
基礎立ち上がりから上に突き出た鉄筋が直角に曲げられていますが、土台との離隔はほとんどありません。
計算上は1cmもないはずです。
これでは、この後スラブコンクリートが打設されても、鉄筋のかぶり厚はほとんど無いことになります。
建築基準法によれば、最低限、室内側で20mm、屋外側で30mm必要です。
この場合、基礎としては屋外側なので30mm以上なければなりません。
 
下の図面は、ユニバーサルホーム・ハートランドの標準矩計図ですが、実際の施工と全然違うことがわかります。寸法は入っていませんが、設計上は60mm以上のかぶり厚を想定していると思われます。
また、立ち上がりとスラブ間のハンチ(斜めの部分)も写真では、ほとんど無いことがわかります。これでは強度が心配です。
 
 
 
ちなみに私の場合は、直接、基礎業者と打ち合わせをして、建築基準法に適合する様施工方法を確認し、現場にも足を運んで図面通りの確実な施工を確認しました。
私は、他の現場でも同様の施工が行われていると思い込んでいましたし、違う施工が行われていることは最近まで知りませんでした。
 
ハートランド施主のみなさん。
ハートランドの社員はこの写真を見て何とも思わないからブログに載せているのです。
住宅展示場に建設したモデルハウスでさえこうなのです。
周りに建築関係者が大勢見ている前でこんな施工をしているのです。
SRC基礎の正しい施工方法を理解していないハートランドに現場を任せるのはとても心配です。確認したほうが良いと思います。
 

このブログの目的に共感いただけましたら応援をお願いします!

 

 にほんブログ村 住まいブログへ