こんにちは、ヒューマンライフケア採用担当です。
新成人の皆様、おめでとうございます。
本日は未成人と成人、学生と社会人の違いについて考えていきたいと思います。
「学生と社会人の違いは?」と面接で聞かれることもあります。
まずは未成人と成人の違いについて。
明治時代から今日まで約140年間、日本での成年年齢は20歳と民法で定められていました。
この民法が改正され、2022年4月1日から、成年年齢が20歳から18歳に変わります。
成人になると責任を問われ、また喫煙や飲酒が許される。
「自由と責任」を同時に得ることができます。
成年に達すると、親の同意を得なくても、自分の意思で様々な契約ができるようになるということです。
例えば、携帯電話を契約する、一人暮らしの部屋を借りる、クレジットカードをつくる、高額な商品を購入したときにローンを組むといったとき、未成年の場合は親の同意が必要です。しかし、成年に達すると、親の同意がなくても、こうした契約が自分一人でできるようになります。また、親権に服さなくなるため、自分の住む場所、進学や就職などの進路なども自分の意思で決定できるようになります。
もし、未成年者が親の同意を得ずに契約した場合には、民法で定められた「未成年者取消権」によって、その契約を取り消すことができます。この未成年者取消権は、未成年者を保護するためのものであり、未成年者の消費者被害を抑止する役割を果たしています。
何をするにも自分の責任になります。
よく、内定者には書類の記載について話をします。
これに記入をしてくださいと内容も確認せずに、押印したり署名しない。
この書類が何に使われて、何を意図しているのか、これを記載することのメリットデメリットは?
考えずに記載する方が多いです。
知らない間に保証人になっていたり、高額な契約や取り返しのつかない、
聞いてなかったでは済まされないこともあります。
私も失敗したことがあるので書類は自分で目を通して記載すること。
信頼できる家族以外に代筆で頼まないことを伝えます。
不安にさせるわけでもないですが、美味しい話は鵜呑みにしすぎない事。
自分で選択できるという自由も手に入りますが、
自分がしたことの責任を取る。
そのために経験はなくしても知識の習得は意識してほしいです。
それでは学生と社会人の違いは??
・社会的な立場
学生は学費や教材費を払って学ぶ(知識や価値観を教えてもらう)、いわば「お客様」の立場です。
一方で社会人は、貢献する立場になります。
報酬を受け取って所属している組織や社会に自分のスキルや商品、サービスを提供する側になるのです。
・責任の重さ
立場が変わることで、背負う責任も重くなります。
学生の場合は成績が悪かったり、授業を無断欠席したりしても個人の問題にとどまります。
しかし、社会人は組織の一員として見られることが増えていきます。
そのため、個人の軽率な行動や発言が会社全体に問題を引き起こすこともあるのです。
・人間関係
他者との付き合い方も変わります。
学生は、「合わない」と感じた相手とはすぐに距離をおき、関係を断てます。
しかし組織に属する社会人は、人間関係を選ぶことができません。
また、周囲に同年代が多かった学生時代と違い、幅広い年代の方と関わりを持つため
社内外の価値観や経歴が異なる方々を尊重し、協力しあって仕事を進めていくのが社会人です。
・評価
学生は試験の点数や単位などで評価が明確に数値化されており、ゴールを目指しやすいのが特徴です。
対して社会人は、目に見える基準や終着点が存在しません。自分で適切な目標を設定し、みずから達成することが必要になってきます。
仕事で成果を出していくだけでなく、日々の勤務態度など小さなことを積み重ね、時間をかけて信頼を築くことも求められます。
社会人って大変そうだなという印象を持った方もいるかもしれませんが、
人としての成長や、社会的な信用を得ることで独断で物事を決めることができたり、
選択の自由の幅も広がります。そこでしか味わえない楽しさや喜びもあります。
私は学生より社会人になり良かったなと感じています。
皆さんがどこで社会人一年目を迎えるか、一緒にスタートできたら幸いです。
小野