書けないと言っても皆様のようなモノ書きの方とは違う

もっと低次元のお話です。

で、まずは自慢話から始めてしまいます
(あ、お客さん、帰らないで)

とある夜遅くの職場でのひとコマ
「何これ?この漢字、何て読むの?」
と対面に座るアラフィフ女子が私に尋ねます
「あーこれは○○って読むんだよ」
「へーたみぃさん、スゴイね。読めるんだ」
(勿論、職場では本名で呼ばれます、便宜上たみぃで)
それは仕事上の書類で特に難読でもない漢字だったのですが
終業間際のヒマな時間帯でもあった私は調子に乗って
「難読と言われる漢字ならまあ大抵読めるかな」
「じゃあ、ネットで探して問題出してもいい?」
「言葉自体を知っている漢字なら3問出せば最低一つは判るぞ」
と見栄を張りました。そして出された第一問が

膃肭臍

(あー、良かった簡単な漢字で)
「おっとせい じゃん」
「え、すごい、これ何かの手品じゃないよね。じゃあ、次」

襁褓

「えーと、ちょっとヤバイな、どっちかなんだけど
 うーん 『おしめ』で!」
「当ったりー」
「おむつかどっちか迷った」
「じゃあ、最後、もうこれは答えを聞いても知らない言葉」
「そ、それはダメというかルール違反、どうしてもハズさせたい?」

須臾

「あー、うーん。。。いや、読めるんだけど
 何だっけかな。読み方は『しゅゆ』だよね」
「あ、あたり・・(ボーゼン)」
「刹那とかそんなような仲間だったような・・・」


さあ、自慢話は以上です
ここからが記事の骨子で「書けない」です
読めるけれど書けない。
現代人に共通する所なのかも知れません。
スマホやPCばかりで紙に文字を書く事のない私は
読みは出来ても、全く書けません。

つい最近の事です。妻が新聞の漢字問題を見ながら
「えぐる」って書ける?というので
ああ、「えぐる」ね。知ってる知ってる
えーと、手偏になんだっけかな?
頭の中に浮かぶ「抉」という文字は
漢字の形にはなっているのですが
これがはっきりしない。ぼんやりと「漢字」ではなく
こんな「感じ」の文字くらいにしか頭で描けません。
近視と老眼と複視と斜視が頭の中の造影にも表れていまい
全く焦点が合いません。判読不明なモザイクが掛かってしまいます。

そして次は「はかどる」は?と追撃されます
モザイクすら掛かりません。
何だっけかなー読むなら読めるんだけどなー と負け惜しみの小声
答えを教えてもらい「そっかー捗るねーそうだよねー」

「じゃあ、『すがる』は?」
もう頭の中では「すがる海峡冬景色~」のメロディが出るだけ
降参です。縋る いやー出ないな、書けないなぁ
その後も全く漢字が書けない事が判明しました。
一応、漢検2級なのになぁ、中学以降の漢字はもうどれも書けないかも。

そして書けないは漢字のみにとどまりません。
今、英語アプリをやっているのですが、これが全く書けない!
単語が書いてあれば意味は解るんです。でもそれを書く事が出来ない
そもそも発音が判っていないからRなのかLなのかがサッパリです。

ブロッコリー これを何度か書く問題があって悉く間違える
何度も何度も間違えてしまうんです
broccoli 何で覚えられないかなー 
芽花椰菜も読めるけど絶対書けないし。嫌いだ、ブロッコリー

書けないのは勿論、broccoliだけじゃないです。
中学の頃は書けたはずの単語もかなり怪しい
tomorrow とか chocolate とかも怪しい
キリンはジラフだって知っているのに綴りは?
書くたびに ziraffu とか zelaugh とかもう無茶苦茶で
偶然 giraffe に当たる確率はほぼゼロです。

これではいけない!
暗記学習はほそぼそと続けているけど、書いて答える事をしていません。
早速、問題ファイルを作ります。
アプリに出てきて書く自信のない単語をエクセルで問題ファイルにします。


こんな感じです。
「書き」の欄にスペルを入力して正解だと判定欄に赤丸が出る仕組みです。
少し前に作ったのですが、作った事に満足してしまい(作るのは楽しい)
実際に演習していませんでした。
試しに10問だけやってみます。



ああ、何て事でしょう!半分は出来ると思っていたのに
の数を数えるまでもなく上右横に正解数が出ます 
答えを「綴り」の列に表示させてみます


受付 frontdesk は合ってるんじゃ? 
いや、スペースが無いのかー カラいなー採点

精進します。。