猪突猛進 #猪原絆愛生誕祭2024 | くにおDiary

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長崎のアイドルヲタクがダラダラと綴るブログです

3月最初の公演は、はんちゃかの生誕祭。

僕がはんちゃかのことを意識し始めたのは……いつからだろう、覚えてないな。

 

伸び伸びとしたダンスに曲の世界観に合った確かなパフォーマンス力、MCでは少しトゲのあるはんちゃか節の効いた毒舌が面白く、12歳とは思えない堂々とした存在感に段々と惹かれていきました。


兎にも角にも、いま特に目をかけて見ているメンバーの一人であることは間違いありません。

 

 

 

overtureが流れると同時にピンクに染まる劇場。

1曲目の「初日」の歌い出しから、盛大な「はんちゃん」コールが劇場に轟きます。

 

この日の公演は阿紀ちゃんに加えて5期生が5人、残り10人は6期生と、かなりコアなメンバー構成だったのもあってか、集まるヲタクも濃いヲタクが多く、劇場全体の雰囲気もチーム公演とは少し違って熱気に溢れていました。

 

 

 

前半4曲が終わり、はんちゃかが真ん中でごあいさつ。

自分で「猪原絆愛生誕祭が始まりました~!」と紹介する形になってしまい、思わず笑ってしまいました。

 

 

 

続いて集合写真の撮影へ。

 

主役のはんちゃか、今日が100回目の公演出演となる渋井ちゃんを真ん中にしようとしたけど、これにはさすがの渋井ちゃんも遠慮していました。

 

渋井ちゃん、基本的にksgkなのに大人な振る舞いもできる。

 

 

3回撮影する集合写真の中で、はんちゃかは「あいちった」ポーズをリクエスト。

 

はんちゃかのものまねレパートリーの中に「あいちったときのあいちー」があるだけのことはあって、「あいちった」という言葉そのものと頭を抱えるポーズはお気に入りらしい。

 

予想だにしていない角度から自分の話題が飛び出したことに思わずたじろぐあいちー。

何かと人の生誕祭で目立ちがちなあいちーに、同期から野次が飛びます。

 

 

 

続いて自己紹介MCへ。

今日のテーマは、はんちゃかの好きなガチャガチャリングにちなんで「あったら嬉しいガチャガチャリング」

 

 

かれんれんは好きな食べ物が付いたガチャガチャリングが欲しいとのことで。

お腹が空いた時に指から外したら、実物になって食べられるらしい。

なんかドラえもんのひみつ道具みたいだけど、これ地味にフリーズドライとかで実現しそうだよね。

 

 

渋井ちゃんは、着る服を悩まないで済むように、その日の気候に合わせてクローゼットまで自動で連れて行ってくれて、服も選んでくれて、雨が降ったらリングから傘も出てきて、とかなり多機能なガチャガチャリング。

もう考えが子どもすぎて可愛い。これもまたひみつ道具みたいやな。

 

 

伊桜莉ちゃんは存在感の出るガチャガチャリング。これには客席からも笑いが起こります。

 でも、存在感薄いキャラが少しずつついてきたことで逆に存在感がメキメキと出てきてる気がするのは僕だけだろうか。

 

 

聖がMCで滑った時に笑い声が流れるガチャガチャリングが欲しいと言えば、あいちーはMCのネタを提供してくれるガチャガチャリングが欲しいとのことで。

 MCメンバーならではの考えだな。

 

 

ユニットへ。

 

「天使のしっぽ」は、ここちゃん、ここっぺ、ざわち。

このユニットに出るざわちは久しぶりに見ました。

 身長が高くてお姉さんに見えるけど、ほんわかした雰囲気のおかげでこういうブリブリなアイドルソングもよく似合います。

 

 

「パジャマドライブ」は、渋井ちゃん、かれんれん、梨果ちゃん。

現役中高生メンバーが見せる「パジャマドライブ」は、まさに曲の世界観にベストマッチ。

思春期特有のちょっと尖った雰囲気を自然に醸し出せるのは、この年代の特権です。

 

 

「純情主義」は、颯、伊桜莉ちゃん、鈴雅ちゃん。

このユニットに出る鈴雅ちゃんを見たのは初めてでした。

身長が高くてスタイルもいいから迫力もあるし、曲中の表情管理も上手で、まだ17歳とは思えないほど大人っぽさ全開の圧巻のパフォーマンス。

3人の中で一番年下だけど、一番大人びて見えました。

 

 

主役のはんちゃかは、初めてとなる「てもでもの涙」で登場。

ペアを組んだのはくりな。大分コンビのふたりによる「てもでも」でした。

 「パジャマドライブ」まではんちゃかが出てこなかった時点で「てもでも」に登板するのは確定演出だったけど、そのペアがくりなというのはちゃんと意味ありげでよかったです。

 

当然、はんちゃかは緊張していただろうけど、それ以上に、くりなの方が緊張して力が入ってるのが伝わってきました。

 

後輩の晴れ舞台を台無しにするまいと意気込んでいたのかどうなのか、どんな気持ちで臨んだのかは本人のみぞ知ることですが、そんなくりなに向かって心の中で「がんばれー!」と叫んでいました。

 

 

「鏡の中のジャンヌ・ダルク」

クセの強い阿紀ちゃんとジャンヌの重鎮たるあいちーがこのユニットで揃うと、より一層迫力が増して見えます。

 改めて思うと、ジャンヌは結構いろんなメンバーがセンターをやっているなぁ。

センターに立つメンバーによって、同じ曲なのに雰囲気が少しずつ変わって見えるのも劇場公演の楽しいところ。

 

 

 

ユニット明けMCへ。

 

はんちゃかから、誕生日プレゼントを貰ったというあいちー。

しかし貰ったのはいいものの、その袋があまりにデカくてびっくりしたらしい。

 

そんな大きな袋に一体何が入っているのか、恐る恐る開けてみると、なんと鬼滅の刃に登場する炭治郎が持っている日輪刀のおもちゃが入っていたそうです。

 どうしてこれを選んだのか聞いたところ「愛しさのアクセル」で使って欲しいとのこと。

「あいちった」といい今回といい、はんちゃかの手の上でしっかり弄られているあいちーでした。

 

 

 

中盤曲へ。

 

「パジャマドライブ」公演におけるセンターポジション、いわゆるまゆゆポジに入っていると、とりわけ見せ場が多いのがこの中盤パート。

 

TYLのソロパートだったり「命の使い道」の2番の歌い出しだったりが主なところだけど、今回は主役のはんちゃかがそこのポジションだったので、たくさん見れてよかったです。

 

 

 

中盤曲パートが終わり、ここちゃんの司会で前半MCへ。

 主役のはんちゃかの話題が飛び出しますが、プライベートでは寝ている時の寝言が多かったり、気絶したように寝落ちすることが多いらしく、はんちゃかが寝ている時の意外な一面が露わになりました。

 

また、はんちゃかのお母さんと仲がいいというくりなが、公演を見に来ていたお母さんとコミュニケーションを取るシーンも。

ちなみにはんちゃかのお母さんは、くりなのSHOWROOM配信も見ているらしい。

 

 

 

後半MCへ。

 

前髪がパッツンに切っちゃったはんちゃかに、ざわちが「何で切ったんですか?」と切り出すと、みんながマイクを一斉に向けてインタビューが始まりました。

 

お母さんに切ってもらったら失敗しちゃったらしく、その時の心境を阿紀ちゃんから聞かれ「やっちまった」と答えるはんちゃか。

今までの流れから、きっとそこでの模範解答は、たぶん「あいちった」だったんだろうけど、すかさず鈴雅ちゃんがそれをツッコみました。

 

遅ればせながら「あいちった」と頭を抱えるはんちゃかが可愛かったのですが、自分の中でもすぐにここでは「あいちった」と言うべきタイミングだったことには気が付いたそうです。

 

 

そして漢字が苦手なはんちゃか。

あまりの読み間違いに颯が「ひどいね」と呟きますが、すぐさま鈴雅ちゃんが、人のことを言えないくらいに漢字が読めない颯のエピソードを暴露。

 

立場が無くなって縮こまってしまう颯が可愛かったです。

 

 

颯がさらにはんちゃかに対して「勉強は頭いいの?」という、まぁ頭がよくなさそうな質問をすると「分数はできる」とこれまた頭がよくなさそうな答えを返すはんちゃか。

 

やり取りが面白すぎてメンバーも客席も大爆笑でした。

 

 

そして、ちょうど今学校の授業ではコンパスを使う単元をしているとはんちゃかが話すと、渋井ちゃんが分かったような顔で「三角形のやつ?あっ違うか」と食い気味に聞いてきましたがすぐに引っ込みました。

 

しかし、それを見逃さなかった鈴雅ちゃんが「コンパスって三角だけじゃないからね?学年も学校も違うでしょ?」とガッシリ腕を掴んで渋井ちゃんに詰め寄ります。

 

鈴雅ちゃんのあまりの勢いに思わず「もう離してよぉ~!」と叫ぶ渋井ちゃんが、可愛くて面白くて愛おしかった。

 

 

と、ここまでチームHのメンバーが怒涛のようなMCを展開してきたのを見ていた伊桜莉ちゃん。

「チームHのMCってこんな感じなの?」と恐る恐る尋ねる。

 

「そうなの」と阿紀ちゃんが返すと、かれんれんやざわちも巻き込んで「入れない、怖いよ~」と、若干引き気味に距離をとっていきました。


 

チームHのMCといえば、颯や生野ちゃんや渋井ちゃんといったksgkメンバーや、いじられキャラのあいちーやりのちゃんを、阿紀ちゃんや祐奈ちゃんがビシッと締めるような勢いのあるエネルギッシュなMC。

 

対してチームKⅣのMCは、ざわちや凜咲ちゃん、冴彩ちゃんといった天然不思議ちゃんキャラが笑いを誘い、くりなやはぁち、音々ちゃんがやんわりとツッコむふわっとしたMC。

 

言われてみると、確かにチームによってMCの雰囲気は全く違うなぁと改めて思います。

どっちのMCも好きですけどね。

 

 

 

「僕の桜」では盛大な16連はんちゃんコールが劇場を包み、本編が無事に終了。

 

アンコールが明けて「バケツを被れ!」まで終わり、阿紀ちゃんが最後の曲振りをしようとしたところに……

 

「ちょっと待ったー!」

 

ここっぺが元気よく待ったをかけて生誕パートが始まります。

 誕生日を迎えた瞬間は、プレゼントとしてもらった「AirPods」を弄っていたらいつの間にか0時を回っていたとのこと。

13歳らしからぬまさかのプレゼントに、阿紀ちゃんやあいちーを先頭に先輩メンバーが「おもちゃを貰いなさい!」とツッコみます。

 

 

生誕祭恒例のお手紙は、ふじここが読んでくれました。

 

お手紙の中では「一緒にご飯を食べに行ったり、お泊りしたり、ちょっとケンカもしたり」と仲良しそうな様子が伺えました。

 

またそんな中でも「漢字とカタカナが読めないおっちょこちょいでいてほしい」とユーモアも取り入れた、とても可愛らしいお手紙でした。

 

と、ここまでふじここ本人からのお手紙かと誰もが思っていたら、最後の最後に聞き覚えのある「だよ~」というフレーズが。

 

そう、お手紙の差出人はまさかの結菜でした。

これにははんちゃかもびっくり。

 

 

スピーチへ。

 

 

12歳の一年は、アイドルという世界の厳しさを知った一年だったというはんちゃか。

 

初期のころは、個性の目立つ同期に囲まれ、出られる公演も少なくてなかなか名前を覚えてもらえず、どうやって知ってもらおうかといっぱい悩んだそうです。

 

そんなはんちゃかが精神的にも大きく成長するきっかけとなったのが、研究生公演「希望のつぼみ」公演でした。

 

合宿ではセンターのポジションを目指して一生懸命頑張ったけど、実力を全部出し切ることができずにセンターに立つことはできませんでした。

この時、はっきりと順位で決まるこの世界の厳しさを知ったそうです。

 

でも、その「希望のつぼみ」公演をこなしていく中で、MCでも積極的に出られるようになったり、同期の中で爪痕を残そうと頑張ることができたり、公演の楽しさを感じられたと言います

 

また、地元である大分のイベントに出られたことも、加入当初からの夢がかなって嬉しかったと話してくれました。

 

 

そしてもちろん、悔しかったこともたくさんありました。

何よりも悔しかったのは昇格を逃したこと。

 

 

今年最初の「ここ天」にアンダーとして出演したはんちゃか。

 

同じステージには、髪型を可愛くアレンジして、ユニットにも出演できて、たくさんの「昇格おめでとう」の声援を浴びる同期の姿がありました。

 

その姿を見て、公演に出れる楽しさや同期の可愛い姿を見られて嬉しい反面、今までぼんやりとしか見えていなかった、研究生と正規メンという格差を、このステージではっきりと突き付けられることとなり、自分が正規メンでない辛さも同時に感じていたというはんちゃか。

 

僕自身もこの公演には入っていましたが、凜咲ちゃんをはじめとする6期昇格組が正規メンとして立つ初めてのステージを楽しみながらも、初期から変わらない、長いストレートヘアーのはんちゃかは、どんな気持ちでこのステージに立っているのだろうと気になってはいました。

 

この日の公演の後も、正規メンである同期との差を実感することがあり、自分に足りないものや頑張り方が分からなくなったり、辛さに押しつぶされそうになったと語り、まだ12歳の女の子にとっては重たすぎるプレッシャーを抱えるその心情を思うだけでも、痛むものがあります。

 

でも、これがアイドル。ことに48グループの宿命でもあります。

 

13歳の目標は、昇格して、そして選抜に入ること、とはっきりとした言葉で語ったはんちゃか。

 

ただ「昇格」だけではなく「選抜入り」までが目標だと言えるその力強い覚悟は、これからのはんちゃかの原動力になると信じています。

 

ことにあいちーも、同期よりも昇格が遅れ、非常に長い研究生期間を経て、選抜に入り込んできたメンバーのひとりです。

 

 

これからも道に迷うことやたくさんの辛い経験、大変な経験もあると思いますが、同じ道を辿ってきた多くの先輩メンバーに頼りながら、はんちゃかが、これからのHKT48を担っていくであろう6期生の、そしてHKT48そのものの中心メンバーとして活躍する未来が訪れるよう、心から応援しています。