京都 業平の桜 | ママガールのブログ

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いつまでも初心者のランニングと、観光ウォーキングについての記録です。2016年4月よりタンデムツーリングが加わりました。
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食生活のサポートも勉強中です。

羽生結弦選手とフィギュアスケートに熱くなっています。

京都の西

大原野


小塩山 十輪寺


京都市の外れだけど、観光客が多いのは





樹齢200年

通称なりひら桜が満開なのです。



ここ十輪寺は、平安時代の歌人で伊勢物語の主人公といわれる、在原業平が晩年に隠棲したところ。






癒しを感じる庭に、その桜はあります。



横になってご覧くださいとあったので、

そっと臥して見上げてみる。





いつまでもいつまでも眺めていたい、

美しい桜でした。





境内には、業平墓や風流を楽しんだ塩竈の跡があります。





小塩山とは、その故事が由来だそう。



在原業平は、かつての愛人二条の后高子が

近くの大原野神社へ参拝した折に、

ここで塩を焼き、紫煙を上げて見せたそうです。



その高子に送った歌


大原や 小塩の山も けふこそは

神代のことも 思ひ出づらめ


神代のことと、昔の情事をかけて

秘密のメッセージ


あまたの愛人の中でも、駆け落ちまでした高子は、

いつまでも忘れがたい人。









ちなみに

在原業平の百人一首の歌は


ちはやぶる 神代もきかず 竜田川

からくれなゐに 水くくるとは






ご本尊は、最澄さま御作と伝わる延命地蔵菩薩さま。

秘仏で8月23日が御開帳日。





小塩山(おしおやま)は、紫式部が越前に在住していたとき、都を懐かしんで詠んだ歌にもあります。


ここにかく 日野の杉むら 埋む雪 
小塩の松に 今日やまがへる


大河ドラマ「光る君へ」は、もうじき越前。

そのときに出てくるでしょうか。




大原野には、大原野神社、勝持寺、願徳寺、正法寺、十輪寺、善峯寺など。


車でないと、交通の便が悪いです。

観光ツアーもあるようで団体さんもお見かけしました。

ハイキングで歩いてられる方も。

電車とバスで大原野に降り立ち、いくつかをまわってられるようです。






上から見た、満開のなりひら桜