にわかファンが許せないガチファン。

いつの時代も、定番の小競り合いなのだろうか。

昔、ジャニーズが好きだった頃、

そういうのあったな。と思って。

私にとっては、そんな争いはバカバカしいことで、

赤の他人なのに、ウザいとか言われる筋合いもないと思っていたけど。

やたらふっかけてくるグループが時々いて、

かと言って、どっちがガチファンかと彼女たちに言われると、

私は彼女たちに比べれば熱心さに欠ける自信があるから、

結局、何も言えないの。

バカバカしいとか言えないの。

赤の他人のあなたたちにウザいと言われる筋合いはない、

とか余計なことを言うと、小競り合いに参加することになるし、

ファンとか言って調子に乗ってすみません。と平謝りして、

心の中ではむしゃくしゃしながらも、冷静に対処する。

 

そもそも、にわかファンってなんだ?

ガチファンってなんだ?

「ファン」の定義は何だ?

にわかファンがウザいと言う、ガチファンだと公言する人の話に傾けていると、

デビュー前から好きだったとか、それぐらいの領域じゃないとガチファンになれない

ということなのか?

ということは、ほとんどの人はにわかファンにしかなれないってこと?

ということは、私自身は、公に言うとにわかファンという部類に所属させられる。

ということだ。

そういう立場の私がああだこうだと主張をすれば、

ウザいと言われるのが常だろう。

 

いつから好きになったかとか、

どれぐらい詳しくその人のことを知っているかとか、

私にとっては、ほんと、どーでもいいことで、

その人のことを尊敬してて、好きなんだから、

みんな同じだと思うんだけどさ、

世の中には、常に自分を他人と比べ、

他人に対して、無駄にウザいという気持ちを抱いて、

常に他人と張っていたい人がたくさんいる。

 

で、何が言いたいかというと、

だから、私は自分のことを、

彼のファンとは言わないってこと。

 

ファンっていう言葉は、けっこう厄介だと思っていて、

気軽に使うとめんどくさいことに巻き込まれる。

っていうのが私の考え方。

 

ファンってそもそも、有名人にしか使わない言葉で、

尊敬する上司や友人に、

「あなたのファンです。」

なんて絶対言わないし、言ったらなんとなく気持ち悪いし。

 

だから私は彼のことを、

「世界一尊敬する人。」

と思っている。

ファンっていう言葉を避けるため。

 

自分のことを、彼のファンと言うことは、別に全然いいと思うし、

他人に批判されることではないと思ってるけど、

あえて尊敬する人と言いたいのは、それが自分の信念だから。

 

自分のことをファンって言っちゃうと、

私がああだこうだと書いていることが、

ファンの人たちが気分を悪くするような

失礼に当たる発言もたくさんしてるだろうし、

ファンのふりして分かったようなことばかり言ってウザ、

って思う人は、世の中には少なからずいると思うし、

そういうのもめんどくさいし、

余計な感情を運ぶのはなるべく避けたいから、

自分の冷静さをなるべく保つために、ファンとは言わない。

ただそれだけ。

 

頑なにファンとは言わないというか、

ファンとは言えないというか、

自分でもよくわからないけど。

私って、変わってるから。

自分が変わった人間だということは、

自分でもよく分かってる。

 

そもそも、私の書いていることに関して

ウザいと思われても、それは私は何とも思っていなくて、

私にとってはどうでもいいことで、

そもそも私のひとりよがりな独り言だから。

だから、私が書いていることは、

世間が、ではなくって、私がどう思うかであって、

私の考え方に何を思われようと、

私はそもそも気にしないし、

そもそもブログにいろいろと綴るのは、

一度うつを経験した私が、家族のためにも二度とそうならないために、

私の個人的な感情に家族を巻き込まないために、

吐き口として、自分の思うことをここに綴ってるだけで、

それに共感してくれる人が、一人でも世の中にいてくれれば、

それだけで心の支えになって、心を冷静に保てるから。

 

彼が亡くなった翌日、マッケンが、

「熱烈なファンという訳でもなかったですが、

演技が非常に上手で

いつもテレビに出演している時はニコニコとしていて、

好感を持っていました。」
そうコメントしていた。

 

役者になるきっかけは彼だったと言っていたマッケンが、

「熱烈なファンというわけでもなかった」という書き方をしたことは、

一見、ものすごく冷静に見えるし、

一瞬、素っ気なさを感じさせるんだけど、

自分を彼の熱烈なファンだとは言わない彼なりの思いやりなのかな。

そう思った。