芸能界には在〇の方々が多いことはよく耳にしていた。

だからと言って、今まではそんなに深く考えたことはなかった。

純日本人とか、在〇とか、そんな区別は特にせず、

全部ひとくくりで、芸能人と捉えていた。

 

容姿に恵まれた人たち。

お笑いのセンスがある人たち。

芝居の才能がある人たち。

歌やダンスがうまい人たち。

在〇とか、純日本人とかにこだわらず、

何かしらの才能を人々に認められて

運よく芸能人になれた人達だと思っていた。

 

あの人、在〇らしいよ、と言われても、

ふーん、だから?

ってかんじで、今までは特に何も感じなかった。

 

でも、彼がいなくなってから、

自分の気持ちに変化が起こった。

今まで気にも留めなかったことが気になり始めた。

かの事務所とその周辺の人々の不気味な冷静さは、

彼は自殺ではないということを私に確信させた。

 

赤の他人である私が取り乱しているのに、

彼のあんなに近くにいた俳優たちは平然としている。

まるで何もなかったかのように、

まるで彼の存在すらも、もともとなかったことにしているかのように、

ものすごく涼しい顔をしている。

そんな俳優たちを見ていると、

居ても立っても居られなくなり、

不審な気持ちがあふれてきて、

いろんなことを調べてしまった。

そして、芸能界の闇についてたくさん知ることになった。

純日本人は、芸能人にならない方がいいんだろうな。

今まで知らなかったことをいっぱい知ることになった。

 

いろんなことを知れば知るほど、

自分の中で、在〇の方々に対する偏見のような

よくない感情が出てきてしまった。

在〇芸能人というだけで変な不信感が出てきたり、

しまいには、自分の周り、自分の友達にも、

実は在〇の人はいるかもしれないし、

いてもおかしくないわけで、

在〇かもしれないという方々に対する感情や、

彼らを見る目が変わってしまいそう。

人間不信に陥りそうになっている。

 

ダメだ。

これではダメだ。

これでは、彼の遺志に反してしまう。

彼が望んだのは日韓友好。

深呼吸して、もう一度落ち着いて考え直さなければ。

 

私が恨んでいるのは、

彼を殺した、あの反日悪魔たち。

そいつらだけは、絶対に許さない。

だけど、それ以外の在〇の方々を

根拠もなく恨むことは、間違っているんだと思う、、、

たとえ彼らが奇妙なほどに冷静で落ち着いていても、

彼らは悪いことをしたわけではないから。

 

彼らの冷静さを見ていると、

どうしても不信感が出てきてしまうけど、

彼らはただ、悪魔に服従しているだけ。

そして、彼がいなくなった理由を知っているだけ。

だから、冷静に受け止められるだけ。

 

たくさんのことを知れば知るほど、感情が麻痺してしまう。

ただいま私の心は葛藤中。

彼の遺志を受け継ぐために

私、もう少し落ち着かないと。

深呼吸。

 

無駄に敵を作ること。

全てを敵とみなすこと。

それは、彼の望んだことではないし、

人間として、やるべきではないと思う。

 

無駄に敵を作らないこと。

無駄に敵と見なさないこと。

味方を増やすこと。