何気なくテレビを見ていると、増加する非正規雇用、止まらない若者のフリーター化などの話題が取り上げられていました。
高校を卒業して、すぐにフリーターになる若者も少なくないと言っていました。
そして、その理由は「やりたい仕事が分からない」と言うのです。
これに対してのわたしの個人的な意見を言わせてもらうと、
「そんなもん当たり前だろ」
ということです。
「たかだか18年程度しか生きていなくて、何を世の中のことを知った気になっているんだ」と思います。
今の日本には28,000を超える職種があるというデータが出されています。(2012年のものなので少し古いですが…)
その中で、18歳の少年少女が知っている職種って、このうちの何割でしょうか?
限りなく狭い【自分が知っている範囲】の中でやりたいことを見つける、なんて至難の業です。
だからこそ、まずはご縁のあった仕事や、与えられた仕事を選り好みせずやってみて、
そのうえで自分が楽しいと思える仕事、やりがいを感じられる仕事に出会っていけばいいと思うのです。
…というか、自ずと自分の生業となる仕事に出会えると思います。
まだ18年しか生きていない若者に、いきなり【天職】なんてあるはずがありません。
社会に出て、いろんな経験をしていく中で、働くうえで「これは譲れないな」「この瞬間がやりがいなんだよな」などという自分の価値観に気づき、それを求めた結果【天職】に出会えるのだと思うのです。
若いうちの苦労は買ってでもしろ、と言いますが、若いうちはどうしたってほとんどの人間が「使われる側」です。
これは経験値の差もあるので仕方がないです。
でも、そこを経てからでないと「使う側」にはなれません。
そして彼らの求める「やりたい仕事」は、「使う側」に回らなければ出来ないことだと思います。
使われる、雇われる立場でありながら、やりたいことばかり主張するのはナンセンスです。
雇う側は、彼らを雇うことにリスクを負っているのですから。
企業は個人のわがままを聞くボランティア団体ではありません。
お願いした仕事をやってくれる代わりに、会社はお給料を払っているのです。
だから、やりたい仕事に就きたいなら、その分野で「ぜひうちの会社に来ないか」と声がかかるくらいのスキルを身に付けるか、自分で起業するべきです。
そして本気でそうなりたいのなら、まずは「やりたい、やりたくない」ではなく、与えられた仕事に精一杯、一生懸命取り組んで結果を出すことです。
それすら出来ない、しようとしない人にはチャンスは来ないと思いますし、
そういう人は例えやりたい仕事が出来る環境になったとしても、「思っていたのと違う」「○○さんと合わない」とか、何かと文句をつけて自分が努力する道を避けるのだと思います。
非常にもったいないと思うのです。
彼らは18歳で、まだまだ未来がある。
でも今の日本では、一度非正規雇用からスタートしてしまうと、本当に這い上がることが難しいです。
高校を卒業して、なんとなくフリーターになった彼らが、何か本気になれる仕事をいつか見つけたときに、どう這い上がっていけるのか。。
もちろん、不可能なことはないと思います。
ただ、出来れば入口から間違えないでほしいと思います。
フリーターは正社員と比べ収める税率も低く「今はいい」働き方なのかもしれません。
でもその分リターンは少なく、身の保証もありません。
ここに対する危機感を、もっと周りの大人たちが持たせなければならないと思うのです。
もちろん、職業選択は自由です。
フリーターを選ぶのも自由です。
わたしにとやかく言う権利はありません。
でも、自由とは常に責任が伴います。
自分で下した選択で何か不利益が生じても、自己責任になってしまいます。
そのリスクを負うには彼らはまだ若すぎると思うのです。
だからこそ、現状をすべて知ったうえで、自分の将来を選択してほしいのです。
もちろん、ここまで述べたわたしの意見は、一個人の意見です。
でもその番組を拝見して、「わたしがキャリアコンサルタントとしての取得を出来たときには、ぜひ彼らのような学生と話をしてみたい」と強く感じましたし、改めて覚悟が決まったように思います。