2024/5/5 夏焼集落
中部地方の山奥に眠る天空の廃集落────
新緑が色鮮やかに色を添える5月初旬に訪問したが、日没までの時間が残り少なくなりペースアップで更に集落の奥までお邪魔させていただくこととした。
遠くの方から筆者を呼ぶ声がした。
急いで階段を降りてベランダから顔を覗くと、集落入口の階段に知人の姿が。
タイムアップを知らせてくれていた。
筆者は後ろ髪を引かれる思いで下界へ続く階段を降りていく。
10段に一度、小さくなっていく集落を振り返る。
ここまで来るのに大変だったからもう二度と行きたくない自分と、まだまだこの集落と向き合う時間が欲しいという自分が混在していた。
"さぁ、次の冒険に繰り出そう!────"
急いで階段を降りてベランダから顔を覗くと、集落入口の階段に知人の姿が。
タイムアップを知らせてくれていた。
筆者は後ろ髪を引かれる思いで下界へ続く階段を降りていく。
10段に一度、小さくなっていく集落を振り返る。
ここまで来るのに大変だったからもう二度と行きたくない自分と、まだまだこの集落と向き合う時間が欲しいという自分が混在していた。
しかし、すぐに答えは見つかった。
"ありがとう…"
小さくそう呟くと、しっかり大地を蹴って1歩、更に1歩前へと進む。
"さぁ、次の冒険に繰り出そう!────"