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パラグライダーに乗った経験はある?

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パラグライダーは1回だけやったことがある。
 
 
そのためにレクチャー受けて道具一式購入して1泊2日の合宿?ツアー?に参加した...
 
用具は30万円くらいした記憶、合宿費用とかは覚えてないけど...陽が当たるそこそこ広い斜面を利用してやる必要があるとかで、シーズンオフのスキー場が合宿場所だった(車山?とかだったかな?)
 
当時は瀬田にあっためちゃくちゃ高額な某スポーツクラブに入会してたけど、そこが主催するとかいうので普通よりかなり格安?で合宿体験できて、その後は交通費とリフト代程度で楽しめるとか言われて何となく同じクラブに入会してた友人3人と気軽に参加したけど、今考えるとマジで頭がおかしかったとしか思えない(^^;
 
そもそもスポーツクラブ自体も怪しくて、当初こそ華やかな謳い文句で会員数を増やしていたけど、折しもバブル崩壊の時代背景とあいまってみるみる経営が傾いて行った...入会時のクラブ施設は開発途中のものが沢山あって将来的には全天候型テニスコートができて、乗馬設備やクレー射撃場が併設された別荘施設もできるとか、とにかくすげー充実していくじゃん!みたいに思ってたけど...経営が怪しくなってきて支持母体の企業がコロコロ変って最終的に今は社団法人になってるようだ(^^;
 
そこの施設を利用できるのは「会員のみ」で運動(テニスやらゴルフ(打ちっぱなし)やプール)するにしても、その後のサウナ施設なんかが空いてるのが救いだった、ガラガラのプールで悠々と泳ぐ某有名俳優さんの広告ポスター通りと思ったもんだ。
 
そんでも会員はあくまでも利用資格があるのみで何をするにも別途費用が掛かるのは気に入らなかったけどww
駐車場代やロッカー代すら払わされるシステムに友人とチャリンコで来るかとか言ってたけど、サウナも千円くらいだったので、車で来てテニスやってプール入ってサウナ利用したら1万円くらいしてた記憶、そのうえ入会金とは別に年会費も10万円くらい払ってたし...
 
更に数年後にはスカッシュ施設を造る予定だった場所にいきなり温泉が湧いたとか嘘みたいなこじつけで温泉施設が力技で登場!おまけにそこは会員以外のビジターもトライアル利用?とかいうおためごかし制度のおかげで一般客が普通に利用出来るので、会員は入会費+年会費を収めた上で更に利用料を払って利用してるのに、会員じゃないビジターは温泉券のみで利用できるというトンデモ運営がはじまり、これがきっかけで他の施設にも続々とトライアル利用制度が導入されて軒並み混雑するようになってきた上に、会員の方が高いお金を払ってビジターと一緒に施設を利用する状況...
 
普通ならそんな状況になったら会員なんて辞めだ!ってなるんだけど、当時の入会規約で解約時に入会期間が10年を超えていると入会金(200万円?だったかな?)が戻ってくるけど、10年に満たない場合は返金なしとなっていた...この時点で入会から5年くらい経ってたので、あと半分みたいに諦観して年会費をローン感覚で払ってた(^^;
 
幸いだったのは自分も友人たちも事業主だったのでクラブ費用を福利厚生費で落とせたのがデカかった...
 
入会当初は今でいうコンシェルジュみたいな専属スタッフがついて色々サポートしてくれて(実態は会員が辞めないようにあれこれ説得するのが主な仕事と思われ...)
 
そのコンシェルジュの人が一生懸命色々企画してメンバーを募るんだけど、まぁ人が集まらなくて企画倒れになるものがほとんどだったけどなぜかパラグライダー合宿はそこそこ人数が集まっていた。
 
さて合宿当日待ち合わせ場所に行ったら貼り切って企画募集してた本人のコンシェルジュの人が来てなくて、かわりにすげー若造数人が来て終始グダグダな合宿がスタートした(後日談でコンシェルジュの人は既に会社を辞めてたという事実w)
 
当時、自分は20代後半だったけど、インストラクター?は全員大学生というか高校生くらいに見えた...大丈夫か?コイツら?と思っていたら案の定の大事故が発生するんだけど(^^;
 
初日はバス移動でホテル?ペンション?民宿?に到着したら公民館みたいなところで用具の装着とか、操作方法、空を飛ぶ仕組みなんかのレクチャーを受けてからの夕食だったけど、この夕食が酷かった、恐らく費用節約で宿は素泊まりだったんだろうけど、夕食はバナナとカチカチのおにぎり1個とペットボトルのお茶だった!!いやいや支援物資とかじゃなくて、こっちは、そこそこお金払って参加してるんですけど...
 
「こんなもん食えるかー!」自分たちは速攻で床にぶちまけて食堂を出て行った...幸い民宿の近くにラーメン屋さんとかスナックがあったので、翌日は早朝からパラグライダーの予定だったけどスナックで深夜までお店の人と一緒に盛り上がってしまったのは無理からぬことではなかろうか...
 
夕食の一件で完全に問題児グループになった自分達にスタッフが腫れものにさわるように接してくるので居心地が悪くてマジで早く帰りたかったけど、この日は見るからに浅黒いベテランぽい人がインストラクターとして来たけど、その人は昨夜の一件を知らないので普通に接することができて助かったw
 
パラグライダーは自分で用具を装着するルールがあるようで(なんかそういう書類にサインさせられた)、前日のレクチャーを思い出して慎重に行う必要がある...けど、ほぼ覚えていないので自分一人じゃできっこねーぜ!ってまた爆発しそうだったけど、そこはベテランインストラクターさんが完璧なアシストをしてくれてあっという間に装着が完了した(笑)
まぁ、実際そうしないと初心者しかいないので時間通りプログラム進まないもんね
 
んで、ドキドキしながら順番を待っていると直ぐに自分の番が来てあっという間に体が宙に浮いた...最初は気持ちいいって思ったけど上昇気流に乗って体が上がっていくのが怖くて常に両手のロープを絞ってほぼ地面と平行に斜面を滑り降りて言った感じ、このときまではわからなかったけど高い場所がスゲー苦手なんだって思い知らされた(爆)
 
昨日の今日で恐る恐る昼食を持ってきたスタッフ(^^;
サンドイッチとパックの牛乳だったけど友人と文句言わずに食べるww
 
さて、お昼休憩を挟んで大事件が起きた。
 
自分はあいかわらずの地面スレスレ飛行法で2回目も難なくクリアして余裕ぶちかまして一服w
 
少しして体が軽そうな女の子がまだ助走態勢に入る前に突風でパラが開いて体が後ろに持っていかれてバランスを崩して飛ぶ方向(斜面)とは反対のがけ側から上昇気流に引っ張られて一気に100メートルくらい?もっと?上空に旋回しながら上がっていった(滝汗)
 
キャーっていう悲鳴というか絶叫がインストラクターさんのマイクから響いてあたりは騒然...飛ぶ人はトランシーバーを装着してもらってマイクをかけているので空中にいてもインストラクターとの会話が可能
 
「体を起こせー」インストラクターも絶叫...つーか体を起こせって言われてもどーやんだ?って自分は思ったけどw
インストラクターには女性もいたけど泣きながら「頑張ってー」とか「大丈夫だから」みたいな全く技術的な指示出さないのでマジでヤベーなって友人と話してた(本当に大事故になると思った)
 
女の子は終始悲鳴あげてるし、インストラクターは「体を起こせ」のアドバイスオンリーだし...見かねたベテラン風インストラクターがついにマイクを奪い取って一言
 
「ばかやろー!このままじゃ死ぬぞ!」
 
は?初心者が予想外の状況に直面して悲鳴上げてるのに、輪をかける事いってんじゃねーよ!
 
さすがにもっと技術的なアドバイスないの?って思ったけど
 
ベテラン風のおっさんは「ばかやろー!」と「死ぬぞ!」を交互に絶叫
 
コイツ見た目だけじゃん...
 
時間にして多分3分くらい?
 
一気に上空に上がった女の子は旋回しながら真っ逆さまに崖の下の林に落下した(^^;
 
合宿はその時点で強制終了となった...
鎖骨と腕の骨折って帰りのバスで聞いたけど、ニュースとかには全くならなかったなぁ。
 
とにかく散々な思いをしてその後二度とパラグライダーはやらなかったけど、しばらく用具は家にあって邪魔だったなぁ...今だとネットとかで中古で売れたりするのかもだけど処分するしかなかったよ(涙)
 
 
ホントに高い買い物だった。