バスの回数券を愛用している。

もちろんICカードは便利だし、数円の割引はあるし、導入当時は何回か乗ると1回無料、などの累積キャンペーンもしていた。

でも私のように年に数回しか乗らない者には、回数券を1冊買うと200円くらい安くなる、分かりやすい方式の方が合っている。


今持っている回数券は、2019年頃に買ったもので、あまり使わないままずいぶん経ってしまった。

まだかなり残っているのだが、残っているチケットは180円券のみ。先日10円券を使い切ってしまった。

私が使う路線は230円なので、残りの50円も回数券で払うべく、10円の回数券を1冊買おうと思い販売所を確認した。


すると


2020年に、販売は終了していた。

払い戻し期間は2025年3月。


衝撃。


使用期限は2021年とのことだが、全く気づいていなかったもので昨日一昨日と使っている。

もちろんちゃんと見せて回数券を入れ、追加の50円も支払をして、問題なく乗れていた。


ただ昨晩乗ったときに、運転手さんが、これは何だろう、という感じで回数券をつまみ上げていたのが少し気になっていた。


今日も使えるかな、使えるものは使おう、と始発駅から乗って支払い(投入箱に入れる方式。入れた代金は内部のベルトコンベアに送られて下の箱に入る)をすると呼び止められた。


 回数券は使えません

 払い戻し期限はとっくに過ぎています

 いま入れた券も戻すことはできません

 180円を支払ってください


というわけで追加でICカードで支払いをした。

二重払になった。

ただ言い草がちょっとカチンと来たので、出発前にホームページの払い戻し期限を見せた。


 平成25年でしょ、そんなのずっと前だ


いえ、2025年です。

 

 ………………

 駅に、窓口、、、、


というので分かりました、払い戻しします。と座った。


バスは出発し、しばらくすると 回数券のお客さん、と呼ばれた。

何事かと思ったら清算券、というチケットを渡してくれた。 払い戻しと同じ窓口に出すと、返金してくれるのだそうだ。初めて見た。




回数券を後生大事に持っているような人は地元にはいないとは思うが、もし次に見かけたらとっくに終わってる、などと言わずにちゃんと払い戻しを促して欲しい。


さて、駅に着いたので営業所に立ち寄った。

こちらではすんなり払い戻しが終わった。だいぶ目減りしたが、とにかく終わってスッキリ。


ふぅ、やれやれ。