7/27 Sat p.m.
11:44発JRに乗り、3駅乗って宇久井へ。
無人駅で、車内で精算出来るとのこと。
駅に停車するたびに運転手さんが後ろを向いて立ってくれる。面白かった。
駅からはバスもないので歩いて目的地、環境省宇久井ビジターセンターを目指す。
海があまりにきれいだったので海岸沿いの道を歩いてみたのだが、思ったよりもずっと暑くてすぐに汗だくになってしまった。せっかくシャワー浴びてきたのに。
お昼は、目的地から更に400m進んで休暇村南紀勝浦の中のレストラン、はまゆう。
鮪カツ定食1430円をオーダーをした。もちろん地場のマグロが食べたかったから。軽く、柔らかく、ニオイもなく、カツの中で一番好き。
道を戻ってビジターセンターへ。
ここでの用事は、草花染め体験だ。
参加者は2人、那智のガイドをしている女性で、講師も男女ふたり。贅沢。
男性は繊維染色関連のお仕事をされていたのではないかと思う。女性は模様の作り方を教えてくれた。
■今日の手順(所要時間2時間)
説明を聞く
絹のストール(糊など洗浄済み)に絞り模様をつける(30分程度)
藍を摘みに行く
水と一緒にミキサーにかける(水の量はミキサーが回ればいいので適量)
ストッキングで濾して絞る
ストール全体を水につけて湿らせ、絞る
染料につけ15分混ぜ続ける
模様が取れないようにしつつ布を開いて外の風に当てる
ざっと水洗いする
模様の絞りを外す
よく水洗いする
陰干しする
■草木染で教わったこと備忘録
藍はミキサーをかけて空気に触れるだけで発色する(空気が媒染剤)。
他にも何であれ染料になりうる。耐久性には差がある。
潰してから30-40分煮出し、色が出たら静かに沸騰する程度の火にかけたまま布を浸し、混ぜて空気を抜きながらむらなく染める。
媒染材(ミョウバン、鉄などある。発色も変わる。色が定着する)を入れる。
染めたい繊維重量に対して、乾燥した染料(玉ねぎの皮など)は同量、生のものは3-4倍用意する。
染める前に水に浸す。染め色が均一になりやすい。乾いた繊維は染料を吸い込むので乾いたままだとむらになる。
染料は水に溶け透明感のある染液、顔料(絵の具など)は粒子が大きいところが違う。
■模様
○使ったもの
ビー玉
輪ゴム
割り箸
ヨウジ
壊した洗濯バサミ
ペットボトルキャップ
○絞り
布を結ぶ
輪ゴムでくくる
芯を入れて輪ゴムでとめる
洗濯バサミは2つを1組にし、挟んで輪ゴムでとめる
ペットボトルキャップも2つを1組にし、割り箸を噛ませて輪ゴムでくくる
そんなわけで楽しく、結んだり挟んだり、ゆるくしたりきつくしたり、みっちり楽しんできた。持参したビニール手袋は藍を揉んでいる間に破れたらしく、中指の先だけ藍色に染まった。
講師の男性が駅まで送って下さり、予定より1便早いJRに乗ることができた。
1便とはいえ、1時間45分早い。
新宮に到着すると、ちょうど目の前に多気行きの便が乗り継ぎ待ちですでに停車していた。
数秒悩んだが、そのまま飛び乗った。
月曜に行くつもりで調べてあった時間と同じ時間の便なので、帰りの便の時間も分かっている(なお到着後一番早い下りの便は1時間45分後だ。観光はその間にするつもりだった)。
30分揺られ、有井駅で下車。
この電車はIC乗車券が全く使えず(宇久井に行ったときと同じだと思って、乗車時に入札してしまっていた)、現金精算が必要。そしてICカードは、取り扱いのある駅で取り消ししてもらうように、とのこと。隣の特急が停まる熊野市駅でもIC取り扱いはなかった。三重県では使えないのだろうか。びっくり。
ほぼ17時。下車し海に向かって歩き、海近くを北上すると目的地、花の窟神社到着(隣接の道の駅は営業終了していた)。
45mの岩は、やはり大きかった。朝見たゴトビキ岩とも違う、なんだか堅い職業、真面目そうなイメージ(ゴトビキ岩は緩い感じ)。
TeamLabが面白かったそう。たくさん写真を送ってくれたが、真っ暗だったりボケていたり、それでいいと思っているのが面白い。