「4月17日、鹿児島に引っ越してから、どんなビジネスを始めますか?」
アランコーエンのコーチングスクール最終日。みんなの前で、アランとのセッションのデモンストレーション(クライアント役)に名乗り出ました。自分の口から出てきたアイディアは次の4つ。
●コーチング、セミナー講師
●講演家
●企業向け採用コンサルティング
●障がい者雇用・就労支援
どのアイディアをしゃべっているときが、一番情熱が出ているか。それをクラス参加者全員に見てもらうというセッションでした。
とても面白かったのは、自分では一番やるつもりがなかった「講演活動」というプランをしゃべっているとき、信じられないような情熱が溢れてきたこと。
「講演で誰に何を伝えたいですか?」
アランの質問。
「人生の大切さ、家族の大切さ、そして仮面をかぶらないで生きること。それを友人や、僕と同じように家族を大切に出来ず、仮面をかぶって生きている人に伝えたい。」
僕の回答。どこかそこには感動的な空気が流れ、聴いているみんなの目が真剣で慈悲深いものになる。
続いて、企業向けコンサルティング。
この話をしているとき、自分でも左脳が動くのがわかりました。論理的に正しい説明をしようとしている。
気づくと、みんなが退屈そうな表情になり部屋の空気が重くなる。
あれ?
そして、障がい者雇用の話に戻る。障がいを持つ方に働く場を提供したい。薬や医療だけでなく、働くことを通して本来のその人の姿で生きていくのを手伝いたい。
そう話したとき、自分の中に力強さが宿り、部屋の空気はまた真実の波動に戻る。
アランから、みんなに、「どの選択肢のとき、ヒロキの情熱を感じましたか?」との問い。
みんなからは、1.講演会、2.障がい者雇用、3.コーチングという順番で情熱を感じたとのフィードバック。企業向けのコンサルティングという選択肢に情熱を感じた人は20人中一人もいませんでした。
なぜ、みんな情熱を感じなかったか。
答えは簡単、僕自身が情熱を感じていなかったからです。
なぜ、僕は情熱を感じなかったか。
答えは簡単、僕自身がそれを大してやりたくないからです。
大してやりたくないことを、「お金が不安だから」「受注が見込めそうだから」という理由で始めようとしている自分に気づきました。
アランは決して答えは言いません。
ただ、これらのことから何に気づくか、ということを質問してくるだけ。
僕は決めました。
企業向けの採用コンサルは、やりません。
コーチング、セミナー、講演活動を通して、「ありのまま生きる」ことを伝えていきます。
そして、障がいを持つ方の就労を支援することで、障がいを持つ方、そしてその家族が、「ありのまま生きる」ことができるよう支援していきます。
採用コンサルを受けることがあるとすれば、自分が就労を支援する障がいを持つ方のためだけです。もしくは、コーチング・セミナーのお客さんから、採用も手伝って欲しいと言われた場合だけです。
お金は足りています。
お金のために、営業するようなことはしません。
その大切なことに気づけただけでも、アランのセミナーに行った価値はありました。
そしてこれから僕のコーチングやセミナーや講演では参加者・クライアントに問い続けます。
「その選択肢に、あなたは情熱を感じていますか?」