こんにちは！東京の就活コーチ、亀井弘喜です。
就活がなかなかうまくいかない就活生と話していて気づいたこと。
自分の人生に自信が持てない。
なぜならそんなに人に誇れるような体験をしていないから。
でも、そんなことはない。
エピソードの価値というのは、後付けでいくらでも上げられるし、下げられるのです。
例えば、タイガーウッズ。
例えば、島田しんすけさん。
お二人とも成し遂げたことは素晴らしい価値があった。でもその後の自身の行動でその評価を下げてしまった。（真相はわからないし、そこは言及するつもりはありません）
だから、エピソードの価値は、まずその出来事に対しての主観。そしてその出来事をどのくらい、深堀したか。そしてその出来事から派生した行動や習慣をどのくらい続けているか、といった周辺の事実によって最終的には決まってくるのです。
そんなことを話したら、自分の体験を一生懸命取材して、そのことから自分自身の本当の問題に気づいた就活生がいました。
そのお話を紹介します。
※就活支援活動の振り返りとして、過去の支援した就活生ごとに記事を再構成しています。（元々のブログアップの日付：2011/3/23）
連休中にお会いした就活生（女性）。
彼女には、エントリーシート（ES）の添削をしました。
僕のポリシーは、『相手のために（そして自分のためにも）、言いづらいこともはっきり言う』というものです。
彼女がESに書いてきた、学生時代がんばったこと、は残念ながら響いてきませんでした。
それはサークル活動での、大学祭にて出店を出したときのエピソード。もちろん、そのこと時代は、彼女にとって大きな意味と価値があるのですが、選考に通過するための、相手目線での発想に欠けていたのです。
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私：「ESにしても面接にしても、自分の強みを表すエピソードの価値を、私なりに因数分解すると、、、『出来事価値 × 取材価値 × 継続価値 = エピソード価値』という感じなんです。
たとえば、甲子園で優勝したピッチャーが就活するとき、『甲子園で優勝した』という出来事価値の量があまりにも高いため、そのことを自分で振り返ったり取材したりしなくてもエピソード価値は相当高いものになります。
ただ、あなたのように、出来事価値そのものが、日常的な出来事の場合は、そこに自分なりの取材を行い、取材価値をつけて、かつ『それをずっと継続しています』という継続価値をつけていく必要があると思います。
その大学祭の出来事は、恐らく瞬間的に流れていった、フロー的な出来事ですよね。それよりも、ストック的というか、ずっと継続していることに、人は心を打たれるというか、響くものなんですよ。
たとえば、そのサークル80名全員に、その出来事についての取材をしてきたらどうですか？形式は何でもいいんです。アンケートでもいいし、論文でもいいし。
アンケート用紙80枚集まったら、それ自体がもう価値なんです。
さらに面接でもESでも、何か聞かれたときに、自信をもってその80枚のレポートを手にして話す。すると、その出来事そのものにも自信をもって話せるようになると思います。
また、それ以来ずっと継続している何かがあれば、もっと良いですが、まずはあせらず、取材をしてみてください。震災で就活もほとんどとまってしまう今だからこそできることですよね。
あともうひとつ。先ほど、そのサークルをやっていた目的を明確に答えられなかったですよね。さらには、大学祭でそもそもなぜ出店を出したのか。何のためにやっていたのか。きっと、取材を通して、その目的にも気づくことができると思いますよ。
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※彼女はその後、実際に全部員にアンケートをとる行動を取ったのでした。
みなさんは、自分の人生でがんばったことを、どのくらい労力かけて取材していますか？
取材価値をもっとちゃんとつけ手みませんか？
全ての就活生は無限の可能性があり、全員大好きな会社から内定をもらえる！僕は誰よりもそのことを信じ続けます！
東京の就活コーチ、亀井弘喜でした！
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