いつも書こう書こうと思いながら、書き出してみると違う話題に話がそれてしまって書けずにいた。
何か意味があるのかわからないが、今日こそは自分の罪状ということで書いてみようと思う。
私が統一教会を離れ、中山グループと呼ばれていた「天宙真の父母連合」という分派に行くことになったことはこれまでも何度も書いてきた。
というより、私がブログを開設した最初の目的はまだ分派に所属していたときだったので、伝道目的であった。
だから当時は御言葉なんかもたくさん書いてきた。
自分の心は苦しいのに、御言葉は正しいと信じていたし、そこで言われていたことは、統一原理による人間の堕落の原因という淫行という罪以前に、その行動の原因となった、肉情という神に対する情ではなく、人に情を向けたこと自体によってサタンが心に入ったと言われていた。
それで私は肉情一体化という、神にではなく隣人に情を向けるという罪を犯した結果、心情にサタンが入り、大変な状況に陥ったと信じていたので、そのサタンを取り除くためにひたすら伝道するしかない立場だった。もちろん兄弟姉妹を救わなければという思いもあった。
私の解釈や言葉の使い方がもしかしたら間違っているかもしれないが、当時私自身はそう理解していた。
「天宙真の真理」という統一原理を更に進化させた教えがあって(少なくとも私にはそう思えた)、それに感銘を受け、文氏が霊的に摂理していると完全に信じた私は「サタン血統根絶」」という儀式に望むことになった。
このサタン血統根絶なしには祝福だけでは完成人間になれないとのことだった。
なぜなら人間の堕落によって、本来機能していた、肉心と霊心でしたっけ?何か違う気がする。霊人体を司る心、原理用語が出てこない。教会関係の書物を全部捨ててしまって調べられない!すいません。
まあ、とにかくこの肉体と霊人体にあるそれぞれの心の授受作用が堕落によってふさがれてしまったので(聖書ではこのことを生命の木に至る道をふさがれたとある)、このふたを取り除く儀式がまさに「サタン血統根絶」であった。
その歩みは具体的には今はまだ書くことができないというより、長くなるのでいつかまた書く気になったら書くことにして、ただ壮絶な心の戦いがあったとだけ言っておく。(決して巷で言われるような性関係を持つという内容ではありません。)
結果的に親にも、友人にも、夫にも嘘をつかなければならなかったが、無事に嘘をつき、めでたくサタン血統根絶に至ったのであった。
その時の原動力は霊的に現れた文氏のメッセージだった。100%信じてがんばった。
その後、しばらくは本当に生まれ変わった人間のようだった。この喜びを早く苦労している姉妹たちに伝えなければという思いが何よりも強かった。
同じ教会で一番苦労している姉妹に早速伝え、彼女も御言葉に相対した。もちろん中山グループであると知りながら、それでも今の大変な状況を変えられるならばと私を信じて聞いてくれたのである。
次にはとても仲良くしていた日本人の教会長サモ(婦人)に伝えてしまった。当時は人事で、私の所属する教会ではなかったが、とても信頼関係があった。私の話を最後まで全部聞いてくれた。そして一言、どこにdedeさんが行こうとも応援するわと。
その後一切連絡はないが。
教会長からは電話でどなりつけられた。
でもここからが大変だった。すぐに私の噂が広まり、以前に通っていた教区の教会にまで広まった。
夫は最初、それでも統一教会に献金することが嫌だったらしく、もともと信仰的な人ではなかったので、統一教会をやめるということに大賛成してくれた。そこには原則10分の1献金もなかったからだ。
でも夫の兄嫁が6000双だったが、当時統一教会に充満していた中山グループのいかがわしい噂を全部本当のことのように夫に告げてしまい、その時、私は再び入ったと言われるサタンを再根絶するために嘘をついて日本に行っていた為、夫は怒り狂ってしまった。
夫以外の男性と性関係を持たされると完全に勘違いしていたようだった。
でも私の知る限りではそんなことは一切なく、昔、統一教会が既成教会から淫乱な教団だと噂されたのと全く同じ現象が起きているにすぎなかった。
それからの迫害は言葉では言い表せられないほど、すさまじかった。その時私は何を思ったかユ・ガンスンが日本兵に拷問にあって殺されたと聞かされていたが、そのユ・ガンスンを思い起こした。そして私はまだましだと思って耐えた。
夏だったので家の窓も全開だったが、夫は焼酎を3本以上開けて、ぐてんぐてんに酔っ払いながら、私が他の男性(なぜか牧師とさけんでいた)と関係を持ったと毎日のようにわめきたてた。
近所にも丸聞こえ、子供たちもいたため、めちゃくちゃだった。
それとサタン血統根絶には献金が必要で、そのお金を作るために何度も夫に嘘をつき、それがばれたのも原因であった。
はっきり覚えていないが、それでも1、2年くらい信仰を続けたのではないかと思う。ブログを読み返してみればわかると思うが、ちょっとめんどうなので調べないことにする。
その期間、一番の犠牲者は子供たちだった。
夫は国際電話をかけて私の両親に通訳を通してすべてを打ち明け、怒り狂ってる夫の状況を長女は日本語ができたため私の両親にそのまま伝え、両親にもまたとてつもない苦しみを与えてしまった。
長女はもう家に帰ってきたくないと家を出て行ったこともあった。そして自律神経失調症にもかかり、何度か倒れたことがある。
長男は中学に上がるとすぐに問題を起こし、先生に呼び出された。心理テストの結果が非常に危なく、うつ状態にあるようだった。私の状況をそのまま反映させてしまったのだった。
私が信仰をやめてから、夫も随分普通に戻り、私の鬱状態も少しずつ改善されるにつれて、また平穏な家庭に戻ったが、息子は中学3年のとき右手の中指から小指の3本に麻痺がおこるようになった。
近くの病院ではよくあることだと問題にもされなかったが、時間が過ぎても直らないので、近くの韓医院に針治療に行くと、そこの先生は麻痺にはいろんな原因があり、脳神経からくるものもあるので、治療する前に原因が何か大きな病院で精密検査をした方がいいと言われた。
大きな病院での検査や治療は費用の負担が大きく、それでもMRIの検査の結果、脳神経には問題がないことがわかり、針治療をしばらく続けたが良くならなかった。それで、もう一度覚悟を決めて大きな病院に行って再びいろいろ検査をしてみると、現在では治療法が見つかっていない奇病の一種であると告げられた。
しかし、不幸中の幸いは、5年くらいは病状が進行するが、それ以上は悪くなることはないとのことだった。
右利きの息子は文字は何とか右手で書けるが、箸を持つのは不便だったらしく、左手で箸を持つように努力して、今では左手で箸を持っている。
軍隊もたぶん免除になるのではないかと、唯一右手の麻痺のおかげだと喜んでいる。
次女は不整脈を発生した。一度失神して倒れたのだが、またもや大きな病院で検査を受けることを勧められ、検査を受けると心臓の神経回路に異常があり、成人しないと治療ができないと言われ、今も一年に一回検査を受けている。
私は心臓なので、先天性の疾患だとばかり思っていたが、あるとき先生に尋ねてみると、後天性のものだと言われ、時期的にも家庭内の不和が、何事にも動じないクールな次女にも大きな影響を与えてしまっていたことがわかった。
末娘については前にも少し触れた通りである。学習障害の一歩手前ではあるが、(ぎりぎりで特殊学級には入っていない)検査の状況によっては学習障害と診断されてもおかしくない状況が多々ある。
学習障害の子の行動パターンなどを知ると、まさにわが子と同じだと思うことがよくある。
一番幼いときに私と一緒に夫からの暴力を被ってしまったし、脳の発達に影響を及ぼしちゃったんだなと思う。冷静になればわかるが、実際に育てるのは難しい。
障害があると診断されたわけではないので、普通の子だと思って接してしまい、何でこんな行動をするのと理解に苦しむ。
最後に母親はこの一連の騒動の最中に食道がんにかかってしまった。
手術は成功し、今は何とか再発もなく、なんとか元気に過ごしているが。
本当に皆さんごめんなさい。
本当は夫に一番謝らなければならないのかもしれないが、夫からDVを受け、私が分派の話を聞くきっかけのひとつとして、問題解決したかったことが、夫のアルコール依存症を直してあげたかったという問題が一番大きかったことだったということで、夫にも十分に原因があったため、逆に謝ってほしい立場でもあるので、ちょっと素直に謝れないのである。
長くなりました。今日はこの辺で。