皆さんは障害者を持つ人が
子供を生むことに対してどう思いますか?

私は良く講演をさせていただきますが
「人権」をテーマにした講演も多いです。

私は4年前の今月全身麻酔の帝王切開にて
第一子となる元気な女の子を出産しました。
 



ただその直後、DMをわざわざ送られて


"障害者が子供を生むな"

"腹立たしい"

"自分の事が何も出来ないくせに生むなよ

どうせ周りに頼ったんだろ"


...など。


多くの誹謗中傷ともとれるメッセージが

直接送られて来ました。



私はまだ帝王切開だったため痛みで辛い中、

それらを読んで

体だだけでなく心がとても痛みました。



障害者は子供を生んではいけないのでしょうか?



例えば後先考えず、何も自分の事は出来ない、

子育てさえ一切出来ない事は出来る前から

わかっていれば言われても当然かも知れません。



でも皆さんはなぜ子供を産んだのですか?



欲しかった、家族を増やしたかった、

自分の子を育てたかったという気持ちが

あったからではないてすか?


正直、障害の有無関係なく

皆んな同じ思い、

気持ちであるという事を知って欲しいです。


それでも自分の事を理解して諦める方も

たくさんいらっしゃいます。



でも私は諦めたくなかったー...。



だからこそ自分でも出来る育児。

他の人とはもちろん手足がないからやり方は違う。


でも自分にも出来る方法をまず見つけたい!


その思いがとても強く社会福祉協議会さんや

子育て支援センターさんに相談して

子供を授かる前からたくさん考えました。


そしてヘルパーさん支援には

子育て支援がある事を

初めて知りとても嬉しく思いました。


もちろん頼れる。と思ったわけではありません。

何かあった時に相談出来る方が居る、

支えてくれる方が居るという気持ちになり

とても安心した覚えがあります。


そしていざ、子供を授かれた時、

保健センターさんで人形の赤ちゃんを借りて

生まれる直前まで

何度も自分で出来る方法を考えて

おむつ替えの練習や授乳方法を考えました。



そして令和2年5月15日

全身麻酔の帝王切開により

元気な女の子を出産する事が出来ました。



私が出来る方法により
当たり前ですが、母として子育てを頑張りました。

そのとき、看護師さんが言ってくださったのです。

「子育ては皆んなでするもの」と。
「決して1人じゃないから
困ったら頼る事が大事だよ」と。

私はその言葉が甘えようという気持ちではなく
心の励みになりました。

より頑張っていきたいと
我が子に対する愛情と比例するように
子育てを楽しむ事を学びました。

現在、娘は4才になり年少さんです。

もちろん私は甘えたのではない。

赤ちゃんの頃から
たくさんの方のお力を借りながらも
自分の出来る方法を考えて
添い乳で授乳、おむつ替えや着替え、
そして抱っこ紐も1人で出来るようになりました。



そして年少さんになった娘から
「大好き」と言ってもらえた時は
胸がいっぱいになりました。


一歩踏み出すかはその人その人の自由です。

でも私はかけがえのないたった1人の愛娘を
生む事が出来て本当に幸せです。

今諦めようとしてる方、
決して自分が決めるまで
諦めずに進んで下さい。

もちろん子供を授かる事が幸せとは限りません。

人それぞれ自分が思う人生を歩む事が
最高の答えだと思っています。

たくさんの方が笑顔になれる事を
願っております。







公式YouTube照れ