不動心 松井秀喜
悔しさは「過去」ではなく「未来」へぶつけるのです。
僕にとってはそれが素振りです。
長嶋茂雄さんとも、何度も素振りを繰り返しました。
ちょっと調子が悪いときや、いや調子がよいときでも、
ベッドで寝ていると長嶋さんからの電話がかかってきました。
「おい松井、バット持ってこいよ」
・・・
長嶋さんはスイングの音をチェックします。
それしか気にしていないと言ってもいいくらいです。
眼をつぶって、僕が振るバットの音だけを聞いていました。
(p89 第三章 努力できることが才能である)
↓(所感)
一流選手師弟コンビでも小さな軌道修正を日々繰り返していることには、さすがの一言。
バットの音、ヘッドの走る走らないは、体の使い方の微妙な差と思う。
(力を入れすぎても抜きすぎても、スイングが大きすぎても小さすぎても、良くない。)
プロ野球ニュースで、良いときと悪いときのスイングの比較をしているけど、
江川や掛布には悪いが、あれは嘘っぱちで、
調子の善し悪しを支配する体の動作は、もっともっと微妙なところにあると思う。
有力な軌道修正方法を持つことは、強いなと、感じた。
