進化しすぎた脳 池谷裕二
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脳というのは進化に最小限必要な程度の進化を遂げたのではなく、
過剰に進化してしまった、と言えるのではないか。
進化の教科書を読むと、環境に合わせて動物は進化してきた、
と書いてあるけど、これはあくまで体の話。
脳に関しては、環境に適応する以上に進化してしまっていて、
それゆえに、全能力は使いこなされていない、と僕は考えている。
能力のリミッターは脳ではなく体というわけだ。
(p87 第一章 人間は脳の力を使いこなせていない)
学生U:
起きていると、脳の自発活動によっていろんな情報が入ってくる。
その入力された情報で脳が飽和しきってしまう時があると思うんです。
それで、睡眠をとることで、外部からの情報を断ち切って、脳の活動レベルを下げるんじゃないかな。
池谷:
でもね、大脳皮質に限って見ると、たとえば深い睡眠(ノンレム睡眠)のときにこそ、
最も活発にニューロンを使っているんだ。
ノンレム睡眠のいわゆる「遅いゆらぎ」が生じているときって、
ほぼ全部のニューロンが一斉に活動しているんだよ。
逆に起きているときは、6~37%のニューロンしか活動していない。
(p340 第五章 僕たちはなぜ脳科学を研究するのか)
↓(所感)
パソコンのCPUみたいに、自分の脳のフルスペックに対する稼働率をリアルタイムで表示出来たら、
面白いだろうに。
風呂に入って頭を洗っているときに、考えがまとまったりする、あれはなんなんだろう。
それと、確かに今日は頭使ったー、という日ほど、睡眠を欲している気がする。
脳は不思議のかたまりで、今後も最新の研究動向が、本当に楽しみ。
