とてつもない日本 麻生太郎
日本は不況といわれ、格差が拡大したといわれながらも、
相変わらず世界第二の経済大国であり、
貿易収支、経常収支ともに黒字なのは先進国の中では唯一日本だけだ。
しかも、犯罪発生率は最低、特許取得率は一番、外貨準備高も一番。
数字で見れば日本が「とてつもない力」を持った国であることは一目瞭然である。
これで将来を悲観する方がどうかしている。
(p122 地方は生き返る)
↓(所感)
「なんだか都合のいいことばっかり!」、と、やや、この本に対して悲観的な印象を最初に持ったが、
日本の良いところが事実ベースでサクサクと書かれていて、
(美しいくに、のように、けむにまいたような感じではなくて、)
新しい発見もあり、麻生さんの体験ベースの記述も豊富で、
ポジティブに読んでみたらいい本、これはこれで価値のある本と思う。
今の日本の累積赤字が830兆円で、この10年で2.5倍になっている、
とかいう事実は本の中では出てこなかったが、
それはそれとして、別途、議論するのだろうし、
世界を見渡せば、もっともっと深刻な問題が山積みで、
必要以上に悲観的にならないように、というところに同感だった。
