日経新聞1/1~1/4 くるま 産業ピラミッド
周辺産業にとって自動車の魅力・・・
1.ずばぬけた規模と総合性。
国内出荷額が40兆円強、世界で200兆円産業。
自動車が伸びれば、半導体、素材、輸送、サービス分野などの他分野も潤う乗数効果が極めて高い。
2.技術革新の母体としての存在感。
情報技術の聖地がシリコンバレーとすれば、自動車産業のそれは今やトヨタの本拠地、中京地区。
自動車への技術革新の果実が他の製品へ波及するトリックルダウン(滴り落ち)効果がある。
自動車産業は様々な技術分野で世界のチャンピオン企業を鍛え上げる。
その一方で・・・
緊密な産業連鎖が日本車の競争力を支え、結果として幅広いすそ野を潤しているのは確かだが、
「自動車メーカーについていけば損はないという”神話”に繋がっている」とすれば危うい。
自動車ピラミッドのすそ野にある先端技術を異分野へ横展開する知恵が必要。
三割内製の砦・・・
日本車は部品の約7割を外部から購入する。
長期取引や共同開発で培った部品メーカーとの信頼関係が背景にある。
日本車の強さの本質は残る3割の内部製品の支配力にある。
取引先との重複覚悟で自らも同じ部品を開発・生産。
技術やコストの「ブラックボックス」を決して他社に譲らない。
↓(所感)
今後ますます厳しくなっていく世界中のメーカーとの競争の中で勝ち抜くには、
どの産業分野においても、日本の自動車産業並の過酷さに慣れていかなければならないのだろうな、
と予感させられる。
一方で、
自動車は所詮、石油を消費して環境を汚す製品でしかなく、長期的な発展はない
と、やはり思ってしまう。。