2024年4月14日(日)、正寿院散策の続きです。
前回は本堂の中の様子を中心にご紹介しました。
あと、もう少し本堂の周りのお庭をご紹介します。
備え付けのサンダルを履いて外に出ます。
「船形の庭」というのがありました。
この地が古来は海であったことから、
苔と石が組まれて船の形に見立てられています。
反対方向から見たら・・・。
本堂から見た周辺の眺め。
本堂境内の入口には「正寿ちゃん」がいました。
名前が違っていたらごめんなさい。
この後、道を横断して客殿に行きました。
客殿の境内にもいましたよ。
正寿院は拝観料を支払うとお菓子がいただけます。
私がいただいたのは右下の絵柄だったと思います。
客殿。汚い写真でごめんなさい。
玄関です。
本堂で御朱印をお願いすると、
御朱印帳と御朱印の番号札が入ったジッパー袋を持って、
こちらの玄関で御朱印を書いていらっしゃる方に渡します。
そして、客殿の中へ入るとWebで見た風景が・・・。
こちらは誰もいなくなった帰りに撮りました!
客殿には、猪目窓(いのめまど)と160枚の天井画があります。
こちらはHPから拝借しました。
なかなかこのようには撮れません。
300年前に描かれた本堂内陣天井画の復興として、
多くの日本画家の協力のもと、
花と日本の風景をテーマに描かれています。
適当に撮ってきたのでご覧下さい。
この客殿は、自然に身体を委ねて、
川や風、鳥のさえずりなどの音を聞いて、
私たち人間も我を忘れ、
自然の一部であることに
気づける場所であってほしいとの願いから、
則天去私の一言から「則天の間」と名付けられています。
則天の間には猪目窓があります。
猪目とは、ハート型に類似していて、
古来から伝わる日本伝統文様の一つです。
約1400年前からお寺や神社などの建築装飾として
至る所に使用されていて、災いを除き、
福を招く意が込められています。
茶室などには猪目の文様を窓に装飾し、
猪目窓と呼ばれ使用されています。
四季によって色が変化し季節の移ろいが楽しめます。
限られた期間(8月20日~9月中旬頃の16時前)によっては、
日が差し込み猪目の影ができます。
有難い恵みの景色から「幸せのおかげ」と言われています。
写真はもちろん拝借しました。
こちらでは、オリジナルの数珠づくりや、
写経・写仏、庭を見ながらのヨガ、
お茶でのお香づくりなどが催されているそうです。
(つづく)