2024年4月14日(日)、京都の旅の続きです。
ランチ後は、宇治田原町の正寿院を目指しました。
どんどん山奥へ入って行きます。
山の中の集落のような感じの所にやって来ました。
正寿院(しょうじゅいん)の境内図です。
到着したのは12:30でしたが、第1駐車場はほぼ満車でした。
まず見えて来たのは客殿。
本堂へ向かいます。
石楠花も咲き始めていました。
ちょっと先客が多かったので、まずは庭を散策。
こちらは地蔵堂。
弁財天
本堂です。
高野山真言宗・慈眼山「正寿院」は、
717年に建立された医王教寺の塔頭寺院として建立され、
創建年は約800年ほど前と伝わっています。
御本尊は十一面観世音(鎌倉時代)で、
50年に1度だけご開扉される秘仏。
鎌倉時代に活躍した仏師・快慶作の
「不動明王坐像」は国の重要文化財に指定されていますが、
現在は奈良国立博物館に寄託されています。
夏には、二千を超える風鈴が境内を埋めつくす
「風鈴まつり」が行われ、「風鈴寺」とも呼ばれています。
今年は期間を延長して、
6月1日(土)~9月30日(月)まで開催されるそうです。
風鈴まつりの時は、きっとたくさんの方で混雑すると思い、
この時期に訪ねようと思いました。
本堂の中に入ると、普通のお寺とは違い、
まるで美術館か、保育所か・・・という感じでした。
スマホの調子が悪く、画像が不鮮明でごめんなさい。
江戸時代には、寺小屋として算術や道徳などを学ぶため、
多くの生徒が通っており、
当時は教材として主に絵解き図を使用していました。
私が行った時は4幅しかなくて残念でしたが、
こちらの掛け軸は可愛い「猫八施図」。
折角なので、猫好きさんと子どもたちのために、
絵解き図も載せておきます。
今でもこういう絵を使って道徳などの教育をすれば、
みんな興味を持って聴いてくれそうですよね。
縁側に出ると、「葡萄栗鼠図」があり、
こう書いてありました。
こちらは板戸問答となっています。
ぜひご一考下さい。
この板戸にはリスが17匹描かれています。
リスたちを三人で分けてみましょう。
・以さんは17匹中の2分の1
・呂さんは17匹中の3分の1
・波さんは17匹中の9分の1
もらえます。
こんな注意書きもありました。
まさかこんなお寺だとは知りませんでした。
次回、正寿院の有名な所にご案内します。
(つづく)