2024年4月14日(日)、石清水八幡宮の続きです。

イラストマップを載せました。

イメージが湧きやすいですね。

 

 

少し拡大します。

 

 

南総門をくぐると左手に神楽殿。

 

 

そして、正面の本殿前へ進み、参拝してきました。

石清水八幡宮は、男山山上に鎮座し、

全国屈指の厄除けのご利益がある神社としても有名。

 

 

平安京の裏鬼門(西南の方角)を守護し、

伊勢神宮に次ぐ国家第二の宗廟(そうびょう)と称され、

大分の宇佐神宮、福岡の筥崎(はこざき)宮、

鎌倉の鶴岡八幡宮とともに日本三大八幡宮に数えられています。

 

 

源氏の氏神として崇められ、

歴史上の名だたる戦国武将も必勝祈願に訪れています。

八幡太郎の名で知られる源義家はここで元服しています。

 

 

1580年に織田信長が社殿を修復。

1589年に豊臣秀吉が廻廊を再建。

1606年に豊臣秀頼が社殿を再建。

1634年に徳川家光が社殿を造営し今に至ります。

 

 

御本殿の二棟は現存する中で最古で最大の八幡造で、

幣殿・舞殿・楼門・廻廊などにより構成されています。

 

 

八幡造とは、切り妻造りで平入り。

前後に二棟並ぶのが特徴で、後ろは内殿、前は外殿と呼びます。 

二棟並んだ姿を横から見たとき、

アルファベットのM字型に見えます。

 

 

イラストマップでもよくわかりますよ。

 

 

2016年、石清水八幡宮本社10棟が国宝に指定されました。

 

 

八幡宮と言えば鳩、本殿の正面にもいましたよ。

また色彩豊かな動物などの彫刻も大好きです!

 

 

それでは、本殿の左側から時計回りに散策します。

 

 

マップにも描かれている楠木正成の楠がこちら。

1334年に楠木正成が必勝祈願参拝の際に奉納したと伝わる

樹齢700年弱のご神木です。

 

 

こちらの塀は「信長塀」。

1580年に織田信長が寄進したと伝わっています。

 

 

瓦と土を幾重にも重ねることにより、

銃撃や耐火性、耐久力に優れていたとか。

 

 

西門(国宝)

 

 

木鼻は肉球が付いたゾウ。

 

 

こちらはサイだそうです。

 

 

西総門(重文)

 

 

廣田社・生田社・長田社

 

 

校倉(あぜくら)

 

 

本殿の裏にやって来ました。

 

 

住吉社(重文)と一童社(右)

 

 

住吉社

 

 

 

北総門(重文)と貴船社・龍田社

 

 

手前が若宮社(重文)・奥が若宮殿社(重文)

 

 

若宮社のご祭神は仁徳天皇で、

江戸時代前期の再建。

男性はこちらをお参りします。

 

 

彫刻は鳥とお花かな。

 

 

 

木鼻は獅子でしょうか?

 

 

若宮殿社のご祭神は応神天皇の皇女で、

江戸時代前期の再建。

女性はこちらでお参りします。

 

 

彫刻は鶴と亀かなあ。

 

 

左が気比社、右が水若宮社(重文)。

写真に光が入ってしまいました。

 

 

水若宮社

 

 

 

その向かい辺りにあったのが「おがたまの木」。

「招霊の木」とも書かれ、

古くから霊力の宿る木として知られています。

1円硬貨に描かれていますね。

 

 

東総門(重文)

 

 

東門(国宝)、御本殿昇殿口となっています。

 

 

中央の彫刻

 

 

木鼻の龍

 

 

 

これで本殿周囲の散策はおしまいです。

 

 

御本殿・幣殿・舞殿には約150点の彫刻があり、

日光東照宮の彫刻も手掛けた左甚五郎一派の作。

私たちは昇殿していないので、

Webより写真を借用して有名な彫刻を少しだけ紹介します。

 

シカとモミジ

 

 

左甚五郎作の「目貫(めぬ)きの猿」。

琵琶の木の実を食べる姿があまりにリアルで命が宿り、

夜な夜なここから抜け出し里へ出ては畑で悪さを繰り返していたので、

このサルが抜け出さないように右目に釘を打ちつけたということです。

 

 

カマキリ

 

 

リスとブドウ。

リスはお腹がいっぱいになると尻尾で身を覆うので、

妖怪っぽいしっぽになっています。

たくさんの実がなるブドウは子孫繁栄を意味しています。

 

 

ということで、彫刻が大好きな私、

時間があれば一つ一つ隅々まで見たかったです。

 

 

あとは、来た道と同じ道を戻ります。

 

 

 

ケーブルカーの車内ですが、ピンボケしています。

中吊り広告は、こちらのお土産として有名な走井餅。

 

 

上りの時は「こがね」、下りは「あかね」に乗車。

こちらでも最前列の特等席をゲット。

 

 

ちょうど1時間後の10:30発のに乗りました。

帰りは景色がきれいに見えました。

 

 

 

当初の予定より遅れてしまい、

次で挽回しようと思いましたが・・・。

 

(つづく)