2023年10月27日(金)の旅の続きです。

今回もオーダー品や可愛い在庫品を購入し、

それをお母様が慣れた手付きで梱包し箱詰め。

 

1箱に入れたかったのだけど、

全部入れたら箱も大きくなって重くなるということで、

いろいろ試した結果、段ボール2箱に落ち着きました。

 

今回はお友達とお母様のご厚意で、

この荷物と私を奈良駅前のホテルまで送り届けて下さいました。

 

家を出たのは14:00頃だったでしょうか。

お母様が通り道だからと言って最初に案内して下さったのは、

なんと「旧奈良監獄」。

 

旧奈良監獄は1908年(明治41年)に建てられ、

2017年まで少年刑務所として使われていました。

つい最近まで使われていたのですね。

 

なぜここへ寄ったかと言うと・・・。

刑務所の門がこんな感じなんです。

とても刑務所には見えません。

 

 

でも、確かに「奈良少年刑務所」と書いてあります。

 

 

奈良監獄は「明治の五大監獄」の一つで、

山下啓次郎設計によるものです。

 

ちなみに「五大監獄」ですが、奈良監獄以外は以下のとおり。

千葉監獄、金沢監獄、長崎監獄、鹿児島監獄。

まさか金沢も入っているとは・・・驚きました。

 

現代でも美しく重厚なイメージを残す

ロマネスク様式の赤れんが建築は、

随所に当時の先進的な技術や意匠が取り入れられ、

赤れんが造りの塀で囲まれています。(写真はWebより)

 

 

およそ10万6千㎡の敷地の中央には、

「ハビランド・システム」と言われる

放射状に伸びた収容棟が配置されています。

 


2017年(平成29年)3月まで、

百有余年に亘り刑務所としての機能を果たし、

日本最古の刑務所建築としてその全貌を残した旧奈良監獄は、

同年2月に国の重要文化財に指定されています。

 

耐震性の問題などにより、平成28年度(2016年度)末で閉鎖。

これにより奈良県は日本唯一刑務所がない都道府県となりました。

 

以前は中も見学できたそうです。

今回は無理だったので、中の写真を拝借して紹介します。

 

 

 

現在は耐震工事中です。

 

 

 

この重要文化財「旧奈良監獄」が、

2026年春に高級ホテルに生まれ変わります。

日本初の監獄ホテルです。

約500室あった独房を連結するなどして客室に改装。

旧奈良監獄の歴史を学べる施設も併設予定。

 

 

星野リゾートが最高級ブランドの「星のや」として運営し、

48の客室を設けます。宿泊料金は未定。

「独房感」を残しつつ、ラグジュアリー(高級)な

独特の雰囲気になるそうです。

 

(つづく)