2022年12月3日(土)の高岡の旅の続きです。
当初の計画どおり、8:40に國泰寺を出発すると、
次はいよいよ今回の旅のきっかけとなった勝興寺へ向かうため、
まずは山から海へ車を走らせました。
海岸に出たところで兄が「ここきれいなんちゃう?」と言うので、
目線を上げると、見たことがある風景。
ここが有名な「雨晴(あまはらし)海岸」で、
急きょ立ち寄ることにしました。
実はここは能登半島国定公園内にあって、
「日本の渚百選」、「白砂青松百選」に選ばれ、
「世界で最も美しい湾クラブ」にも加盟しているそうですよ。
左方向から順に景色を見ていきます。
遠くに赤い船が浮かんでいます。
右端の岩が女岩(めいわ)。
万葉ゆかりの景勝地、雨晴海岸。
万葉の歌人・大伴家持は、
この雨晴の風景をこよなく愛し多くの歌を詠みました。
右端に見えて来たのが義経岩です。
今回は時間の都合で義経岩や砂浜には行っていません。
義経社と義経岩の写真は拝借しました。
「雨晴」という地名は、「義経岩」の義経伝説に由来しています。
1187年、源義経一行が山伏姿で奥州平泉へ落ち延びる途中、
弁慶の持ち上げた岩の陰で、にわか雨が晴れるのを待ったという・・・。
浜から眺める岩礁、富山湾越しに見る
3,000m級の立山連峰の雄大な眺めは格別と言われています。
もう少し空が青いと立山連峰がハッキリ見えたかと思いますが・・・。
実は、雨晴海岸に来たのは3回目になりますが、
3回目にしてようやく立山連峰が見えました。
どんなにお天気が良くても見えないことの方が多いのでは・・・。
空気が澄んでいる冬の時期がベストシーズンだと思います。
十数年ぶりに訪れると、いつの間にか道の駅もできていました。
2018年にオープンしたようです。(写真は拝借しました)
今回はトイレだけ利用したのですが、
トイレから出て来ると、踏切の音が鳴ったので、
すでに海岸に戻っていた兄に
「電車と一緒に撮って!」とお願いしました。
たった1両だけの可愛い電車でしたね。
この後、私も再び海岸に戻ったのですが、
直後に再び踏切の音が鳴ったので、しばらくそのまま待っていると、
今度は反対方向から数両編成の電車がやって来てビックリ。
滞在時間は15分ほどだったと思いますが、
この日は立山も電車も見られて本当にラッキーでした!
実はこの氷見線を走る観光列車があります。
「ベル・モンターニュ・エ・メール(通称:べるもんた)」です。
さすがに、観光列車だけあってきれいな電車ですね。
興味がある方は、こちらをご覧下さい。
道の駅の3階・展望デッキは、
氷見線を走る電車の撮影スポットとして人気があるそうです。
道の駅雨晴の公式HPはこちら。
海を挟み標高3,000m級の山々を望むことができるスポットは、
世界でもなかなか見ることができないそうですよ。
私のような素人が撮る写真には限界がありますので、
ウェブからきれいな写真を拝借します。
もっときれいな景色を見たい、撮ってみたい方は、
下記のサイトもぜひ見てみて下さい。
雨晴海岸 3,000m級の立山連峰が海に浮かぶ? 富山の絶景
(つづく)