今回の旅の出発日2013年12月12日(木)は、

午前中はいつもどおり仕事をし、

午後からお休みをいただいて、一旦帰宅。

15時すぎに兄に金沢駅まで送ってもらって、

15:45にお友達と合流。


16:20金沢駅発の空港バスに乗って小松空港へ。

久しぶりに乗った空港バスですが、

市内を通らない直通バスだと40分で行けるので便利です。


今回は阪急交通社のツアーで、

団体受付カウンターに17:30集合でした。

ちょっと早く着いたので、近くのイスに座っていたら、

続々と荷物に同じタグをつけた人たちが増えて行きました。


実はみなさん、受付を終えられてそこにいらしたのですが、

私たちはてっきり係員が呼びに来るものと勘違い。

でも、そのうち、私たちだけ来なかったので、

本当に係員が呼びに来てくれました~(笑)


すると、「○○さんですよね?Sです。お元気でしたか?」

と声をかけられ、最初はピンと来なかったのですが、

胸元のバッジの名前を見てようやく思い出しました。


今から20年あまり前のことになりますが、

姉さんがまだ若かりし頃、私たちはある留学生の家で、

一緒に中国語を勉強していた時期があったのです。


当時のSさんはずっと年上のお姉さんのイメージで、

その後、中国の遼寧省瀋陽の大学に留学し、

帰国後はロシアへ行った・・・と風の便りで聞きました。


「○○さんって、私と同じくらいの年でしたよね?」と聞かれ、

「Sさんは、おいくつになられました?」と逆に尋ねると、

「来年還暦なのよ」と聞いてびっくり!

いえいえ、年がばれちゃいますが、一回り下ですよ~。

当時はすごく落ち着いて見えたみたい・・・です。


Eチケットを受け取ってエバー航空のカウンターで手続きし、

2階の待合いロビーで待機している間、

ずっとSさんはおしゃべりにお付き合いして下さいました。


Sさんは、大学院に在籍しながら、

ロシアで数年間、ロシア文学の研究をされていたとか。

その後は、添乗員の仕事をやってきたそうなのですが、

彼女に添乗を依頼してくる方というのは、

普通の団体旅行ではなく、研究グループみたいな、

専門的な知識を持って旅行する方ばかりなので、

通訳の内容もかなり難しかったと言っておられました。


数年前までは、九寨溝などを案内することが多かったようですが、

やはり最近は情勢が悪くなってきて、

ご本人も体力的な限界を感じ、添乗の仕事は辞めて、

旅行社のお手伝いをされているのだとか。


そして、これから出かける台湾のこともいろいろお聞きました。

主に中国と比較してどうだとか、

空港では待たされるかもしれないとか、

言葉が標準なので、とても聞きやすいよとも聞きました。

これは、この後の出発ロビーですでに実感することになります。


今回のツアーは、私たちを含めて12名。

「ちょっと年輩の方が多いので、  

 ○○さんが中国語を話せますよと言えば、

 皆さん安心すると思うんですけど~」と言われましたが、

「もう長い間使っていないので、やめて下さい」と断りました。


ということで、ちょっと事前に台湾事情を知ることができたのは、

本当にラッキーだったと思います。

ここでSさんとはお別れし、手荷物検査に進みました。


ここで前から気になっていたことは、

胸部にステントグラフトを挿入してから初めての飛行機。

金属探知機に、このチタン製のステントは反応するのかな?

ネットで調べた時には、大丈夫と書いてありましたが、

ドキドキしながらゲートをくぐると、何事も起こりませんでした。


手荷物も何も聞かれず素通りで、あっという間に終了。

その後の出国手続きも、簡単に終了して振り向くと、

あれあれ、友達はまだ手荷物検査の所に・・・。


あとで聞くと、水分の物を入れていた透明袋が、

規定の大きさより大きかったので、入れ替えさせられたのだとか。

なかなか厳しいのね~。



搭乗手続きもすべて終え、あとは搭乗を待つのみ。

私たちが搭乗するのはエバー航空、

19:30小松発 BR0157便 台北行きでした。

現地到着時刻は22:00ですが、1時間の時差があるので、

飛行時間は約3時間半となります。


でも、早々にアナウンスがかかり、

台北上空の混雑により到着が遅れており、

搭乗する時間が19:45になるとのこと。

結局は、19:45搭乗開始、20:30小松離陸ということで、

予定より1時間遅れての出発となりました。


私はたまたま行きも帰りも窓際の席で、

夜景を楽しむことができました。

ずっと外を見ていたわけではありませんが、

夜は空の混雑も少ないからか、

あまり高度を上げずに飛んでいたような気がします。


飛行機はまもなく安定飛行に入り、

ドリンクや機内食が配られました。



わかりづらいかもしれませんが、

左上が、ごはんに鶏肉の照り焼き風と野菜炒め。

その右にはデザートのシナモン入りパイケーキ風。

右下はちょっと変わった味のパスタサラダ風。

そして、温かいパンです。


やはり、ちょっと中国の航空会社とは違っていましたね。

私にはこのシナモンのお菓子とパスタは合いませんでした。


さて、いちばん心配していたのは離着陸時の体への負担。

気圧がコントロールされている飛行機ですが、

やはり離着陸時は体に少なからず負担がかかってきます。


今回はわざとお友達としゃべって、

あまり意識しないように努めました。

おかげで、飛行も順調で、

無事に台北桃園国際空港に到着しました。


下りる直前のアナウンスによると、

「この便は第2ターミナルに到着いたしました」

「手荷物は第1ターミナルでお受け取り下さい」

と言っていたように聞こえて、どういうことだろうと思いつつ、

いよいよ飛行機を降りて台湾入国へ・・・。


恐らく、私たちの飛行機は、

第2ターミナルの端の方に到着したのでしょうね。

そこから入国審査へ行くまでの距離が長いこと・・・。

歩く歩道もありましたけど、歩く距離は一緒ですしね。

まだかまだかと思いながら、前の人の後を追いました。


ようやく到着した入国審査場もとても広いので、

ここで一旦友達と別れて、別々の窓口に並びました。

こちらの審査でも何も聞かれず、スムーズに終了。

さて、友達はどこかな?

と振り返って探しても見つからないくらい広かった!


お友達は名前の確認があったりして、少し遅れて出てきました。

そして、1階へ下りると、これまた広い荷物の受け取り場。

同じツアーの人たちと一緒に出るつもりが、

すっかりはぐれてしまって見当たらず、

どうせ私たちは荷物を預けていないから、

もう外に出てしまいましょう・・・ということで、

税関を見つけて青信号の所をそのまま通過しロビーへ。


到着ロビーに着いたら、ずらっと並ぶたくさんの人人人。

みんなが名前が書いた札を持っているから、

まず左右どちらへ行ったらわからず戸惑ってしまいました。

メガネをかけて行くべきでしたね。


本当は旅行社からの案内に、

待ち合わせ場所の記載がありましたが、

二人ともちゃんと見てこなかったのよね~。

でも、阪急交通社の見慣れた旗が目に入ったので近づくと、

若い男の人が「小松からですか?」と聞いてきて、

無事にガイドさんと巡り会うことができました。


最近は添乗員がいない現地ガイドのツアーがほとんど。

だから、とりあえずガイドさんに会えれば一安心。


早速、地元の旅行社「國展旅行」の黄色いバッジを受け取り、

「あなたたちが1番です!」と言われ、

後ろに回って、しばらく座って待っていて下さいとのこと。

時間があったので、トイレを済ませてから、

広いロビーでその後、ず~っと待つこととなりました。



私たち小松空港から参加した12人が揃えば出発かと思ったら、

どうやら静岡から参加された6人の到着も待っているらしい。

電光掲示板には、静岡便の到着も出ていたのですが、

なかなか集まらず、ここで1時間くらいは待ったと思います。



当初の予定では、現地時間の23:30にホテル到着でしたが、

全員が揃って桃園空港を出発したのが24:00頃。

それから、ガラガラの高速道路を飛ばして市内に入り、

今回の宿泊先だった第一大飯店に到着したのは25:00頃かな。


その後、友達は「もう寝る」とそのままベッドインしたけど、

私はシャワーは絶対にしたかったので、いろいろやっていたら、

床に入ったのが26:00すぎ。

いつもなら20:00すぎると薬の作用もあって寝てしまうのに(笑)


寝てもすぐに起きなきゃいけないので、

ウトウトはしたけれど、ほとんど寝ないで翌朝を迎えることに。


ちなみにお部屋はこんな感じ。

ダブルベッド1つとシングルベッド1つ。

ダブルベッドはお友達に使ってもらいました。




ホテルは通称「ファーストホテル」。

繁華街の真ん中にあって、地下鉄など交通は便利です。

三つ星のビジネスホテルといった感じなので、

お仕事や個人旅行の短期滞在には向いているかもしれません。

ただ、上の階や隣などからけっこう音が漏れてきて、

夜はうるさかったかな・・・。


今回は台北のみのツアーだったので、

この部屋に3日間、荷物を置きっぱなしというのは楽でした。


こんな感じの旅のはじまり。

翌日からは台北の有名な観光地めぐりです。


(つづく)