2013年4月20日(土)の能登七福神めぐりの旅の続きです。
いよいよ七福神めぐりも最後の1ヶ所を残すのみとなりました。
再び「のと里山海道」に乗って金沢方面へ向かいます。
途中、西山パーキングでトイレ休憩をしたのですが、
その頃から、雨がポツポツと降ってきました・・・。
15:30すぎだったと思いますが、西山パーキングはにぎやか。
こちらには各種おみやげの他、鮮魚もたくさん売っていますよ。
竹内のみそまんじゅうも売っているのですが、
帰りに寄ると、いつも売り切れになっているんですよね~。
次の霊場は能登半島の中ほど、羽咋市にあります。
海岸の砂浜をドライブできることで有名な「千里浜」インターで下り、
羽咋バイパス(国道415号線)→七尾街道(国道159号線)へ。
七尾街道を少し北上した後、飯山交差点を右折すると、
まもなく「豊財院」の看板が見えてきますので、
そこを左折すると、駐車場に行くことができます。
こちらが寿老尊をお祀りしている「豊財院(ぶざいいん)」です。
今からおよそ700年前、道元禅師から四代目にあたる
瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)によって、
能登で初の禅修業の場として開かれました。
瑩山が永光寺(ようこうじ)を開いてのち、
正和元年(1312年)、弟子の明峰素哲(めいほうそてつ)が、
当地に堂宇を建立して豊財院と称しました。
歴代の住職には名僧が多く、特に自らの血をもって
大般若経を書写した月澗義光は中興の祖とされています。
この月澗禅師が当時廃絶に瀕していた寺坊の再興のため、
元禄元年(1688年)に購入、招来した三躰の木造観音立像が、
国指定重要文化財に指定され、寺宝として守られています。
国内最古といわれる馬頭観音や血で写経した大般若経600巻など、
貴重な文化財が納められています宝物殿の拝観料は300円。
今回は時間もなかったので、拝観はしませんでした。
姉さんが訪れたのは16:00すぎ。
小雨がポツポツと降り、空も薄暗くなっていました。
呼び鈴を押すと、お若い住職さんが出て来られ、
本堂に案内して下さったのですが、御朱印をいただくだけだったのに、
ストーブに火を入れて下さり、本堂のすべての電気もつけて下さって、
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
こちらが豊財院で祀られている寿老尊です。
寿老尊は 福禄寿と共に中国の出身で、
元は南極老人星という寿福を司る同じ星の神様だったそうです。
両手で扇を持っており、病魔を払い、
健康長寿を招き入れるといわれています。
本当に住職さんにはやさしい言葉もかけていただき、
最後も見送っていただきました。
これで、能登七福神霊場めぐりは無事に終了。
霊場めぐりの間は、傘も必要なかったけれど、
金沢へ向かう頃には雨足も少しずつ強くなってきました。
一日中、季節外れの寒い日だったので、
ちょっと風邪を引いてしまいましたが、よい思い出になりました。
(つづく)