2013年4月20日(土)の能登七福神めぐりの旅の続きです。

腹が減っては戦ができません。


ちょっとクレープなんぞを食べてしまいましたが、

これは別腹ですので、混み合う時間になる前に・・・と、

11:30すぎに昼食を済ませることにしました。

私たちは和倉温泉を通り過ぎ、七尾駅に向かいます。


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実は、姉さんも七尾駅に来たのは初めてで、

寒いせいもあったのですが、土曜のお昼なのに静かでビックリ。


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あらかじめ七尾にお住まいの職員から、どこに車を停めて、

どこでごはんを食べたらよいか、ちゃんと聞いておきましたよ。

車は駅前の無料駐車場に停め、徒歩1分くらいかな。


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手打ちうどんの「雅亭」におじゃましました。

こちらにもちゃんと駐車場はありますが、

私たちは次のことも考えて・・・。


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うどんだけではなく、そばや丼物など、

いろんなメニューがありましたが、

やはり手打ちうどんがオススメということだったので・・・。


もともと少食なお友達は、「夜鳴きうどん」600円。

こちらの夜鳴きうどんの具は、とろろ昆布、鰹節、ネギ。


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姉さんは、ものすごく迷った挙げ句、

前日、お友達がブログで天ぷらを食べていたので、

無性に天ぷらが食べたくなって、

豪華に「大きなエビ天うどん」900円にしました。


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でもね、海老は「大きな」というほど大きくはなく、

茄子やカボチャの天ぷらの他、

なぜか大きな「天かす」までいっぱい入っているからギラギラ。

だけど、早めに食べた天ぷらはサクサクで美味しかったし、

手打ちうどんもコシがあって美味しかったです。


姉さんの後ろには、都はるみさんや平原綾香さんの

サイン色紙が飾ってありましたよ。


腹ごしらえができたところで、そのままお散歩に出かけました。

七尾駅前からまっすぐ北へ道なりに歩いて行きます。


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広くて、とてもきれいに整備された歩道でした。

川に沿って歩いて行きます。


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ゆっくり歩いて5分くらいでしょうか、この朱色の目立つ橋が目印。


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この橋を渡った先にあるのが「一本杉通り」です。

姉さんも初めて訪れましたが、普通でしょ?

でも、この時、観光バスも1台、停まっていたんですよ。


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この商店街、何が有名って「花嫁のれん展 」。

今年も4月29日~5月12日まで開催されるそうです。

興味のある方は、HPで調べてみてね。


私たちは登録文化財に指定されている建物を見ながら、

のんびり歩いてきました。


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橋を渡ってから、まず最初に立ち寄ったのは、

4軒目にあった「大森菓子店」。


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普通の民家のようですが、

老夫婦がその日に売れる分だけ作っているという老舗。

ここでもオススメのものがあったので、早速購入しました。


それが、こちらの「椿餅」です。

写真だと昆布みたいに見えますね。


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七尾小丸山城主時代の前田利家公が初めて作らせたお菓子。

椿の花が咲く頃から作り始められたことから「椿餅」と命名。

黒砂糖、餅米の粉などを用い、

仕上げにケシの実をあしらった無添加の餅菓子です。


帰宅してからすぐに味見しましたが、

ほんのり甘くて、何とも言えない素朴な味が気に入りました。

正直、あまり期待はしていなかったのですが、

期待はずれの美味しさでしたよ。


少し先に進んで左側(高澤勇吉商店)には、

何とも時代を感じさせるような看板がありました。


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その2軒隣には「高澤ろうそく店」があります。

明治38年の七尾の大火後に普及した土蔵造りによる七尾町家。

重厚で情緒ある土蔵造りは、現存する数少ない一つ。


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こちらのお店には、ものすごい数の和ろうそくやお香が、

所狭しと並んでいて、見ているだけでも楽しいです。

姉さんもお土産を買ってきました。


こちらは個人的には寄りたかった昆布のお店「しら井」。

建物は文化財ではありませんが、雰囲気がありますよね。


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こちらが残りの半分の地図です。


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今度は香ばしい匂いが漂ってきたかと思ったら、

左手に「鳥居醤油店」がありました。


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藩政時代から商家として和菓子製造を営んできましたが、

明治38年の七尾の大火で消失し、明治41年に再建された

現存する土蔵造の七尾町家の数少ない一つです。


通りを挟んだ隣には「古美術 竹のはし」があります。

こちらは現代風なモダンな建物ですね。


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その2軒隣には、こんな公園もありました。

こちらの「一本杉公園」は、竹炭90kgを埋めた、

マイナスイオンいっぱいの公園です。

平成4年七尾市に制定された「香りの記念日」にちなんで、

香りをテーマにした植物もあるそうです。


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こちらは「御菓子処 花月」。

和菓子好きの姉さんとしてはこちらにも寄りたかったけれど、

これ以上お菓子を買ったら大変・・・ということで断念。


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その先左手の奥まった所には、

浄土真宗本願寺派・光徳寺があります。


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開基は、あの勧進帳で有名な、

第12代冨樫左衛門尉の孫の冨樫利信。

第7代光徳寺の住持・現道が加賀一向一揆の大坊主として活躍し、

加賀国領主富樫正親を滅ぼしたのだそうです。


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商店街の一番奥の2軒を残すのみとなりました。

こちらは「北島屋茶店」です。


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明治38年の七尾の大火を免れた数少ない建築物で、

伝統的な腕木構造を伝える典型的な七尾町家です。


そのお隣には「リフォーム前田」、旧勝本邸があります。

写真がぼけてしまいました。


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明治30年頃建築の木構造二階建(腕木構造)。

明治末の大火以前の伝統的な七尾町屋の風情を伝えており、

内部の吹き抜けに見る骨組みや雰囲気など保存状態は良好。


woaimaoの気ままなお話 webより


勝本邸はモダンアートの旗手「勝本冨士雄」の生まれ育った家、

直木賞作家「杉森久英」の生家(母親の実家)でもあります。


こちらは勝本邸あたりから振り返った一本杉通りです。

誰もいませんが、GWあたりには「花嫁のれん」目当ての観光客が、

たくさん訪れるものと思われます。


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これで一本杉通りの散策は終了。

最後にご紹介するのは、橋のたもとにあったこちら。


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七尾市の大地主神社の例大祭として、

毎年5月3日~5日に行われる「青柏祭(せいはくさい)」。

そのメインとなる曳山行事(でか山)がこちら。


woaimaoの気ままなお話 webより


山車の高さ約12m、車輪の大きさが約2m。

橋のたもとにあったのは、この車輪だったのです。


ということで、今は静かな七尾ですが、

5月は相当にぎやかになりそうですね~。


肝心の七福神めぐりは、まだ2ヶ所しか終わっていません。

寄り道はここまで、七福神めぐりに戻ります。


(つづく)