10年前、盲腸になりまして☺~その4~ | Natural Healing 陽&月

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『陰と陽』どちらの私もやさしく抱きしめて、明日はもっと愛せるように

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自然や植物、香りから心と身体を癒していくサロンです

こんにちは。

『Natural Healing 陽&月』のKAORIです☺

 

 

 

では今回も私が10年前に

盲腸になったときのお話です☺

 

 

~前回のあらすじ~

 

 

10年前、21歳だった私は

原因不明の腹痛に悩まされていた。

 

痛みがあまりにひどくなり、大学病院を紹介され

CTをとってみるとひどい虫垂炎だったと発覚。

 

即入院、翌日手術と言い渡され

とうとう手術室に向かったのだった。

 

では、続きにまいります~!

 

 

 

 

手術室はよくドラマで見ているような部屋だった。

 

手術台に寝ると、眩しいライトが目の前にあって

「いよいよだ・・・」と、グッと心が引き締まる。

 

 

私は身体も心も固まったまま、寝ていたわけだけど

よく医療系ドラマで見るような緊迫感は全くなかった。

 

手術の準備をしている方たちは

リラックスした雰囲気で「私は今日早番なんだ」

「今日は早く帰れるから、これやりたくて~」とか

呑気に話しているし☺

 

「え、これから私手術するんですけど?!」って

びっくりするくらい、あまりに緊張感がなくて

ちらちらとその人たちの姿を見ながら

どんどん身体の力が抜けていったのだった。

 

 

「ああ、きっとこの方たちにとっても

手術は日常的なことなんだろうな。

私も、そんなに緊張しなくてもいいのかも」

 

麻酔科の先生を見て感じたことと同じ。

 

私には初めての体験だけど

きっと彼らにとっては日常で

なんてことないものなんだろう。

 

それなら、私だって、全身麻酔も手術も

たとえ裸を見られたっていいやって腹を括ろう。

 

ぼんやりと、やんわりと、心を決めた。

 

 

 

 

「では、麻酔を入れますね」と声をかけられて

片腕に針を通された。

 

「麻酔が入るとチリチリした痛みがあると思いますが

すぐに痛みはなくなりますからね」と(そんなことを)言われ

じゃあ、そんなに痛くなさそうだなと気を抜いていると

想像していたよりもビリビリと痛かった(気がする)。

 

 

「え、ちょっと、痛いじゃん!!」と

驚いたのが最後の記憶。

 

もう次の瞬間には、ぱったり意識をなくしていた。

 

 

 

 

それはゲームの電源を入れて

バチッと画面に映像が映るように

急に意識が浮上した。

 

 

目が覚めると、周りには(多分)人がいたんだけれど

それよりも喉の奥の方まで管が入っていて苦しいし

身体が全然動かなくて痛いし、状況がうまく掴めない。

 

「早く管とって~! 助けて~!」

と思っても、管のせいでよく話せないし

管が喉につっかかって、口に溜まる唾液さえ

飲み込むのがつらい。

 

 

そう、手術よりも目覚めたあとの方が

想像以上につらかったのだ。

 

 

あともう一つ

異様に記憶に残っているのが尿意である☺

 

トイレに行かなくてもいいように

管が入っていることも分からなかったから

「これトイレいけないじゃん、やばい」と

一日中、ひたすらトイレを我慢していた。

 

起き上がれるようになって、状況を把握すると

「そうか、トイレ行かなくていいように

こんな風になっていたのか」と衝撃を受けた。

 

まさか、こんな状態だったとは!!!

 

いろいろと衝撃的な目覚めだった。

 

 

 

 

ちなみに麻酔で眠っていた時の記憶は

残念なことに、全くない。

 

なにか深いメッセージのある夢とか

そういうものは全然見なかった。

 

(見ていたとしても、記憶にないや)

 

 

例えるならば、麻酔の間の記憶は

本当にゲームの電源が落ちて、ブツッと記憶が途切れ

また電源が入って、急に意識が戻ったような感覚。

 

 

10年も経つと、そんな断片的な記憶も

うっすらとしか残っていなくて、ちょっと残念に思う☺

 

 

でもなんとなく、生まれ変わったような

身体はだるくて痛くてたまらなかったけれど

心なしか軽くなったような、不思議な心地がしたのだった。

 

 

 

~つづく~

 

 

 

書きながら、かなり記憶が

残っていないことに気づきます☺

 

特に麻酔が切れた直後だからかもしれませんが

「あれ、これはいつの記憶だっけ?」と記憶が前後して

いつのものなのか、分からなくなっていました。

 

 

でも、断片的な記憶なのに

ひとつひとつの記憶は強烈に残っているんだよなぁ☺

 

きっと、何もかもが初体験だったので

衝撃的で、恥ずかしいし、戸惑うし、混乱するし

短い時間で色んな感情をギュッと体験した日々でした☺

 

 

 

さて、実は私が書きたかったのは、ここから。

 

手術後の私の心の変化でした。

 

また短く連載のように話を続けますが

また気になったら読んでくださるとうれしいです☺

 

 

 

 

 

 

ちなみにブログを書いている

今日は4月6日。

 

雨が降りそうな不安定な天気です。

そして、すこぶる寒い。

 

私の住む地域は、桜が満開になるにはもう少しかな☺

 

 

新生活の始まり、心躍るような春の景色を

みなさまも楽しむことができますように❀

 

 

 

そして、たくさんのしあわせが届きますように☺

 

 

KAORI☺

 

 

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